花の情報局

ひねり結び

私が勝手に「ひねり結び」と言っているものです。

ひねり結び

この形の水引は、お正月リースや、洋風に仕立てた正月飾りなどによく使われています。二色の水引を、ねじりあうようにひねるので、「ひねり結び」です。

作り方は、見れば分かるような単純なものです。二色の水引を、同じ本数手に持ち、各色が交じり合わないようにねじりつつ、輪っかを作って、ワイヤーで一ヶ所留めるだけです。簡単に、数十秒で作れます。
どんな大きさで作っても良いと思いますが、小さすぎるとひねれません。

ポイントは、二色のねじり合いを出すことなんですが、

ひねり結び

あまり適当に扱うと、「二色のねじり」にならず、二色がバラバラに入り乱れてしまうことがあります。(でも、「入り乱れ」になっても、見た目がおかしくなかったら、私は「まあこれでも良し」として、そのままワイヤーをかけて使ってしまったりします)
二色のねじり合いをはっきり出そうと思ったら、水引があまり少ないとうまくいきません。上の画像は「金5銀5」でやっていますが、各色10本くらいずつ使うと、「金銀」や「紅白」という対比が明確になってきます。もちろん、もっと大量の水引を使えば、その分ボリュームも、豪華さも出せます。

「ひねり結び」の使い道

お正月リース、お正月飾りに使えます。
いけばなやフラワーアレンジメントには、私はどうも馴染みが悪いように感じるので、使ったことはありません。しかし、輪っかが良いポイントになるような作品を考え付いたら、使ってみることもあるかもしれません。

ワイヤーは隠すほうがいい

一番上の画像では、ワイヤーで留めたところがはっきり見えています。せっかく自作の飾り物を作るのであれば、この部分は何らかの方法で隠すほうがいいと思います。
しかし、既製品のお正月リースでは、ワイヤー丸見えで使っていることが多いです。特に、安いものがそうなっています。なので、世間的には「ワイヤーは、きちんと始末すれば見えてもOK」なのかもしれませんが……でも、好きで作る飾り物なのであれば、やはり隠したほうが見栄えが良いです。