当サイトのゲストは、ドライフラワーが好きな方が多く、ドライフラワーについての質問をよく受けます。
管理人自身は、ドライフラワーは作るよりも、作った後の美を保つことの方が難しいと考えています。
ドライフラワーは、美しくても枯れたものです。なのでうっかりすると、「枯れて埃をかぶった植物の残骸」となってしまいます。
「気をつけないと」と書きましたが、実は、「ほとんどの人は気をつけていない」と言っても過言ではありません。
この記事では、ドライフラワーの基本的な扱い方を紹介しますので「ほこりだらけの残骸」になる前に救ってあげてください。
日光は、色あせのもっとも大きな原因となります。高温多湿は、カビや虫の発生の原因となります。
ドライフラワーは、フレッシュな状態と比べると、非常に脆いものになっています。デリケートな花の部分、細い枝先などを、むぎゅっとつかむと壊れてしまいます。
複数のドライフラワーをブーケのようにまとめて飾る場合に使える技です。
植物によっては、首がしっかりすわらず、だらしない形になってしまうものがありますが、しっかりした植物でかっちりと枠をつくり、その中に入れ込むようにすると、形が決まりやすく、首が痛んで取れてしまうことも防げます。
ドライフラワーのゴミ化をもっとも促進するのが、ほこりです! ほこりの積もったドライフラワーは見るに耐えません。
ほこりをはたく方法としては、ドライヤーの風を当てる、静電気で埃を取るタイプのはたきをかける、などが有効技です。
(私はたまに、掃除機で吸うことがありますが、きれいな花まで吸ってしまうことがあるので、人には特におすすめいたしません)
既製品で、がっちりボンド付けなどされているドライフラワーなら無理ですが、ただワイヤーや輪ゴムで束ねたもの、オアシスなどの土台に挿してあるだけのものなら、色あせた花材・傷んだ花材を差し替えることは簡単です。
一部のドライフラワーを差し替えただけで、あっと言う間にゴミ化からきれいなドライフラワーに復活します。
残念ながら、ドライフラワーを永遠に美しく保つことはできません。私個人の感覚では、長くても1年が寿命、通常は半年くらいで取り替えるべき、と思っています。
既製品の、化学処理をし、後から着色もしているようなものでも、私は1年を目安にしています。ドライフラワーが最高に美しいといえる状態は、最初の2ヶ月くらいではないでしょうか。
「すでにベストの状態ではないが、それをわかって飾っている」のであれば、何年も飾って良いと思います。どんなに茶色くなろうが、思い出や愛情のために捨てられない、ということもあるでしょう。
「それをわかって飾っている」「とっくにベストではなくなっても、ちゃんと手入れして飾っている」というなら、他人がとやかく言う話ではありません。個々の思いや美学の問題です。
ただ、その場合には、絶対にほこりが積もった状態にはしないことが大切です。大事だと思うなら、管理して飾り続けてください。管理せずに放置したら、それはやはりゴミなのです。少なくとも、他人から見たら「ゴミを放置している家」なのです。
つまりドライフラワーには、
↑この二つの飾り方がある、ということです。