花の情報局

猫が食べてはいけない花

いけばなの稽古場で、「猫を飼っているので、ユリは飾れない」という人がいました。猫が食べると、有害なのだそうです。猫に花を餌として与える人はいないでしょうが、猫は家の中を自由に歩き回るので、人間が知らないうちに、勝手に食べてしまう危険があるのでしょう。
そこで、猫が避けるべき有害植物のリストを作ってみようと思いました。世の猫好きの皆さんは、どうぞ参考になさってください。切り花で家庭内に入ってくる可能性の高いものを主に挙げています
※ネットで調べた情報をまとめたリストです。

 

目次 猫が食べてはいけない花

  1. 花を食べる猫も、食べない猫もいる
  2. 猫にとって、超危険な植物
  3. 猫にとって、結構危険な植物
  4. 猫が食べてはいけない花を調べていて思ったこと
  5. 個体差が相当大きいのかもしれない?

花を食べる猫も、食べない猫もいる

管理人のリアル知人たちに聞いてみますと、猫は、鉢花を丸坊主になるまで食べたりもするようです。かと思うと、
「うちの猫は、鉢や花瓶の花を食べたことなんて一度も無い」
という人もいます。また、
「前に飼っていた子は食べたけど、今の子は花なんか見向きもしない」
という人もいました。

うちの子は絶対に花など食べないという確信がある人には、この記事の情報は不要です。反対に、なんでもかじっちゃう、という子の飼い主さんは一応知識として、知らないよりは知っている方が良いと思われます。

猫にとって、超危険な植物

命にかかわるくらい危険な植物のリストです。

猫にとって、結構危険な植物

命にはかかわらないかもしれないけど、結構危険な植物のリストです。

 

猫が食べてはいけない花を調べていて思ったこと

上記のリストを作るために、ネットで色々と検索してみて、素朴に思ったことをいくつか書きますと、

  1. 日本国内の猫が、ほとんど遭遇しないような植物の情報も、いろんなサイトでたくさん書いてあるのがスゴイ
  2. とても、あいまいな表現をされている情報が多く見受けられる
  3. こんなこと言ってたら、ほとんどの花がダメではないのか?

……というようなことですね。

1は、たとえば、ホウオウボクが危険だ、と書いてあるサイトがありました。ちなみに、ホウオウボクは、うちのブログに登場してもらったことがありまして、こういう木なんですが、要するに熱帯の木です。日本の家庭に絶対に無いとも言えませんが、一般的とは言い難い情報です。

2は、「常緑植物」と書いてあるサイトを見て思ったことです。定義が広すぎではないでしょうか。

3は、調べていてつくづく感じたのですが、「危険植物が多すぎる」と思いました。詳細に見ていったら、花屋の花の半分以上は「猫に危険」なものになってしまう気がします。
そして、私が作ったリストは、「切り花として家庭内に入ってくる可能性が高いもの」に絞っているので、庭に咲いている草花などは入れていないのですが、ガーデニング植物を含めると、実はもっともっと膨大なものになりす。なんでその辺の草をうっかり食べた猫がパタパタ死んでないんだろう?などと思ってしまいました。そう思うくらい、猫に有害な草花が多いです。

(素人の疑問で申し訳ないですが、動物って、「自分に有害な植物」を分からないものなんでしょうか。キケンな植物には元々近づかない、というような機能は備わってないのかしら)

 

個体差が相当大きいのかもしれない?

※素人の考えで書いていることと了承してお読みください

上のリストを作っているときに、どこかのサイトで、「シクラメン」が猫の危険植物と書いてありました。
私はそのときに、不思議に思いました。なぜなら、私の友人(結構な猫好き)の家の猫が、「お歳暮でもらったシクラメンの葉っぱを全部食べてしまった」と聞いたことがあったからです。
でも、それで健康被害があったとは聞いていません。おそらく、なんともなかったのでしょう。

ということは、猫の個体差と、植物側の個体差で、危険度は結構違うんじゃないかと想像されます。(あくまでも、素人の私の思ったことです。読んで「間違っている」と思われた詳しい方は、ぜひ正しい知識をお教えください)