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ウエディングブーケ関連のその他の情報

※このページにダイレクトにお入りの方は、一応このような前書きというか、前置きをお読みください。

 

目次 ウエディングブーケ関連のその他の情報

  1. ブーケトス、ブーケプルズは意外に盛り上がらない
  2. ブーケトスをするなら
  3. ウエディングブーケを保存する方法
  4. マタニティ婚のブーケの考え方

ブーケトス、ブーケプルズは意外に盛り上がらない

ウエディングブーケ関連のその他の情報

結婚式に出席したときに、実際のブーケトスやブーケプルズを見て、「微妙なイベントだな」と思ったことがある人は多いのではないかと思います。
どうやら、率先して出て行くのを恥ずかしがる女性が多かったり、ブーケに手を伸ばしてキャッチするのを遠慮する女性が多かったりするのが理由のようです。(欧米の女性は違うというはなしです)

せっかくの結婚式で、変に盛り下がるのを懸念する花嫁(自分が独身時代に微妙なブーケトスを見てしまうと特に)は、ブーケトス、ブーケプルズは避ける傾向にあります。
トスにしろプルズにしろ、未婚女性限定の花のプレゼントイベントは組み込まないことにするか、ミニブーケ(本当にミニでいいと思います)を未婚女性全員の分用意して渡すのが最近増えてきているやり方です。

 

ブーケトスをするなら

ブーケトス用のブーケは、花嫁用ブーケとは別に作るのがベストです。花屋さんに「ブーケトス用を」と発注すれば、それ用に小さく軽くブーケを作ります。

花嫁用ブーケをトスしてしまうと、その後のシーンでブーケを持てなくなってしまいますので、「トス後の花嫁の写真がさびしい」ことに後悔する人もいます。
また、本もののウエディングブーケは重いので、投げるのが大変だし、場合によっては危ないこともあります。さらに、キャッチしそこねたときに、つぶれたりすると悲惨感が大きく、落とした人が後々まで罪悪感を持ったりもします。
そのようなことがあるので、最近は、ブーケトスするなら、トスブーケを別途用意するのが一般的になりました。

 

ウエディングブーケを保存する方法

式後の生花ブーケを、ドライフラワー化、押し花化、プリザーブドフラワー化して保存することが可能です。いずれの方法でも、花が新鮮なうちに処理を開始したほうが良いので、式場にブーケを取りに来てくれる業者なら一番安心です。(実は取りに来てくれない業者の方が一般的で、ブーケを宅配回収するのが主流です)

加工後の花の仕立て方は、各業者によって大分異なるので、必ず出来上がりのサンプルを見て決めましょう。

ブーケの押し花化

押し花にしたものを、額に仕立ててくれるサービスがあります。額の大きさによって値段は変わりますが、およそ2~4万円くらいです。

ブーケのドライフラワー化

ドライフラワーに加工したものを材料にして、立体的な額に仕立てるものや、ガラスドームの中にミニブーケを再現するなど、様々なスタイルがあります。どんな形に、またどんな大きさに仕立てるかによって、値段がかなり変わりますが、およそ3~5万円くらいです(3万円くらいだと、大分小さいかもしれません)。
押し花化よりも高額になりますが、押し花ほど平面にしたくない人にはおすすめです。

ブーケのプリザーブドフラワー化

プリザーブドフラワー化は、上の二つの方法よりもコストがかかりますし、業者の数も少ないです。
プリザーブドフラワー化は、加工した花を、ブーケに作りなおしたり、立体額にしたり、ブーケ風のアレンジにしたりすることができます。一つのブーケから、複数のアレンジに分けて作ってくれる業者もあります。値段は、大きさによって様々ですが、およそ4~6万円くらいです。(本格的なプリザ・ブーケに仕立て直しすると、10万円くらいかかることもあります)

生花ブーケに数万のお金をかけ、更にプリザ化で同じくらいのお金をかけるなら、最初からプリザブーケにすればいいのではないかというのは、他人が思うことであって、花嫁本人は、「式は絶対に生花のブーケ」と思っている人が多いので、このような商売が成り立ちます。

通常は、式の前から業者に予約をし、ブーケの回収方法を確認して、速やかにブーケが業者の手に渡るように段取りをします。しかし、式の後から慌てて業者を探し回る人もいます。つまり、
「ブーケを残すつもりは無かったのに、実物を見たら、どうしても保存したくなった」
という場合です。そのようなニーズのために、少ないながら、式後のオーダーを受けてくれる業者も存在しますので、ブーケが枯れていないうちなら、そのような業者を探して相談してみましょう。

 

マタニティ婚のブーケの考え方

最近では、マタニティ婚(授かり婚)はすっかり当たり前になりました。以下に、マタニティ婚ならではの、ブーケ発注の注意点を挙げてみます。

花嫁の体調のためには……

花嫁の体調のためには、
「香りの少ない花を使用する」
「総重量を抑える」
という二点に注意します。
香りの少ない花にするのは、香りにあたって気分が悪くなったりするのを防ぐためです。心配なら、「弱香」ではなく「無香」の花を選んだ方が良いでしょう。
総重量を抑えるのは、ブーケの重さが、持ち続けていると意外にストレスになるからです。花嫁の疲労につながるものを回避する意味で、ブーケを軽くしておくのは良い事です。

「おめでた」をアピールをしたいか、したくないかで、ブーケのスタイルは変わる

マタニティ婚のドレスやブーケの情報は、「おなかが目立たないように」という意図のセレクト情報が主流です。しかし、マタニティ体型を特に隠したくないと思っている花嫁や、むしろマタニティの幸せを皆に見てもらいたいと思っている花嫁もいます。その場合、とくにおなかを目立たせないスタイルを探す必要はありません。

つまり、マタニティ特有の体型の変化を、目立たせるのか、目立たせたくないのか、自分はどちらが希望なのかを、花嫁には決めていただきたいです。

目立たせない方が良いなら、次のようなブーケにすることを検討しましょう。

  • 大きめのブーケ……ブーケの大きさでおなかを目立たせなくする
  • 派手な形、動きのある形のブーケ……人の視線をブーケにひきつけておなかを目立たせなくする

「マタニティ婚のブーケは大き目が良い」という情報はよく広まっているので、「とにかく大きく、大きく」という希望を言われる花嫁もいるのですが、ブーケの大きさは、あくまでも全体のバランスの中で決めるものであり、ドレスとの相性によるところも大きいもので、単純に「大きければ大きいほど良い」ということでもありません。
ファッションアイテム、装飾アイテムというものは、「ちょっと大きすぎるのではないか」というバランスになると、少々野暮ったい印象になることがあるので、プロが「これ以上広げるのは……」と渋るときには、プロの意見を聞くほうが良いです。

反対に、むしろマタニティが目立っても良いのであれば、
「小さめ」
「シンプル」
が良いですが、これも基本的にはドレスとの相性で決めるべきものなので、「限りなく小さめが良い」わけではありません。