花の情報局

普段は捨ててしまっている種を撒いてみる

花屋さんから買ってきた種や苗でなくとも、育てる楽しみは味わうことができます。
むしろ、商品でない種をまくときの方が、発芽を待つドキドキ感が高くて楽しいことすらあります。「これ、まいてみようかな」と思う種は、どんどんまいてみてはどうでしょう。

※野菜の切れ端から再生栽培する例も紹介しています

目次 普段は捨ててしまっている種を撒いてみる

  1. 普段捨ててしまう種とは?
  2. 夏みかんの種
  3. アボカドの種
  4. ふくれみかんの種
  5. フォックス・フェイスの種
  6. ハロウィンカボチャの種
  7. スイカの種
  8. メロンの種
  9. パッションフルーツの種
  10. 番外編:パイナップルの挿し木
  11. 番外編:サツマイモの水栽培

普段捨ててしまう種とは?

普段捨ててしまう種とは何かといいますと、

  • フルーツを食べたときに、果実の中にある種
  • 切り花に付いている種(実がついていたり、綿毛が出ているものはそこから種が取れる)

というようなものです。
これらの種をまいても、確実に芽が出るかどうかは分かりません。なので、発芽しなかったときのがっかり感が許せない人にはお勧めしません。だめならダメで、それも楽しめる方にお勧めします。
以下の項で、管理人が実際に試した栽培例を挙げます。(小さくてあまりクリアでない画像は、ガラケー時代の画像です。見難かったらごめんなさい)

 

夏みかんの種

私の兄が子供の頃、キッコーマンの醤油缶に土をつめて、夏みかんを食べたときに取った種を埋めました。その種から芽が出て、少しずつ大きくなり、青虫に食べられながらも枝を張っていき、今では見上げるほどの高さになりました。毎年実をつけ、お隣さんにおすそ分けまでできるほどです。(ただし、年によって収穫量がものすごく違います)栽培としては、大成功例です。

この夏みかんは、枝にものすごいトゲがあり、私はトゲの大きい脇枝を切って、いけばな花材にしたことが何回かあります。以前、草月展の花材に使ったときの画像がこちらです。

 

アボカドの種

我が家でかつて栽培していました。こちらのに記事があります→アボカドの種をまく(画像あり)。

 

ふくれみかんの種

これも、我が家で栽培したものです。「ふくれみかん」というみかんを食べたときに、種を取って植えました。
↓こんな芽が育ちます。

普段は捨ててしまっている種を撒いてみる

こちらの記事に、栽培の記録があります→ふくれみかんの実生

 

フォックス・フェイスの種

いけばなで使ったフォックスフェイスの実を切り開き、中から種を取り、植えてみたら、すごい発芽率で発芽しました(多分、100%近い発芽率ではないかと……)。
↓こんな風に育ちました。

普段は捨ててしまっている種を撒いてみる

最終的には、この画像の3~4倍の大きさになり、葉の大きさは私の手よりも大きく、茎は私の親指の倍くらいの太さになりました。
そして、夏の日差しの中で、開花しました! 詳しい記事と、開花の写真はこちらです→フォックスフェイスの種をまく

上の画像の株から取った脇芽を水栽培にしてみたら、これも簡単に根が出ました。

 

ハロウィンカボチャの種

ハロウィンのディスプレイに使ったカボチャから種を取り、それをプランターに埋めて発芽させました。こちらブログに、数種類のハロウィンカボチャの栽培記事があります→ハロウィンカボチャ

 

スイカの種

こちらの記事で紹介しています→スイカの種をまいてみる

 

メロンの種

こちらの記事で紹介しています→メロンを食べる→植える→育てる

 

パッションフルーツの種

こちらの記事で紹介しています→パッションフルーツの種まき

 

番外編:パイナップルの挿し木

八百屋で買った丸ごとのパイナップルの、頭の部分を挿し木しました。はじめは水栽培で発根させ、その後に土に植えました。こちらの記事に詳しい記録があります→パイナップルの挿し木 何度か失敗した末の栽培成功の記事を見ていただけます。

 

番外編:サツマイモの水栽培

八百屋で買ったサツマイモのきれっぱしを水につけておくと、つるが伸びて葉も茂ります。こちらの記事で紹介しています→サツマイモの水栽培

同様の水栽培が、ジャガイモでもできます。また、大根やニンジンでもできます。