花の情報局

切り花を長持ちさせる方法

ここでは、花瓶に切花を飾って長持ちさせる方法の、基本中の基本事項のみ並べてみます。(上級者の方は飛ばして結構です!)
誰でもできる簡単なことですので、ぜひ実践してください。

 

目次 切り花を長持ちさせる方法

  1. 水に漬かる部分の葉は取る
  2. 水に挿す前に、花の根元をちょっと切る
  3. 風に当てない
  4. 切り花は、扱い次第で1か月以上持つこともある

水に漬かる部分の葉は取る

水に漬かってしまう葉っぱは取りましょう。なぜなら、水に漬かった葉は呼吸できなくなって腐ってしまい、その結果水の腐敗を早め、花の寿命をも短くしてしまうからです。

 

水に挿す前に、花の根元をちょっと切る

切花は、根元の切り口から水を吸い上げています。つまり、切り口が健全な状態かどうかで寿命が大きく左右されます。
大事な切り口の部分は、水から離すとどんどん乾きます。しかし、切り口を切りなおせば、また新鮮な切り口ができます。この作業を「切り戻し」と言います。

私は、個人的に、一度水から離した花を、切り戻しせずに挿すことは無いです。ほんの10秒ほど離しただけでも、切り戻しします。
この手間は、かける価値のある手間です。切り戻しが悪いように作用する花は無いので、どんな花にでも実践できる方法です。

 

風に当てない

切花は風が嫌いです。風を受け続けると、表面からの水分の蒸発を強いられ、花は疲れきってしまいます。風に当てるか、当てないかで、持ちは数日違ってきます。もし、いつも花瓶を置いている位置がエアコンなどの風を浴びる場所にあるのなら、別の場所に移動してください。
花を持ち歩くときも、しっかり包んで風を当てないようにすると花の傷みが違ってきます。

上に書いたエアコンの風とは、「温風」だけではありません。冷風も、当ててはだめです。
これは、大きな誤解をしている人が多いので、ぜひ気を付けていただきたいのですが、冷風でも、切り花はダメージを受けます。花屋さんで、冷蔵庫の中に花をストックしている様子を見慣れた人の中には、「冷風は花のために良いのだろう」と思っている人がいますが、それは大きな間違いです。

 

切り花は、扱い次第で1か月以上持つこともある

上記のような、ごく簡単なことを実践すれば、花の持ちは明確に長くなります。
簡単にできることを知らないがために、
「切花なんて2~3日しか持たない」
と思っている人が結構いますが、当サイトの付属ブログで管理人宅の切花を公開しているのをごらんになった人は、切花でも1ヶ月くらい普通に飾って楽しむことだってできると理解してくださっていると思います。2~3日で枯れる切り花の方が、ずっと少ないものなのです。
せっかくお金を出して買うのだから(あるいは、人様がわざわざ選んでくださったのだから)、1日でも長く飾らねば損です!