カーネーションプードルとは、その名の通り、カーネーションでできたプードルです。花屋さんの商品となって売っていますので、見たことがある方も多いと思います。
カーネーションプードルは、意外に簡単に作れます。素人さんでも失敗の少ない作り方を紹介したいと思います。
カーネーションプードルは、一般的にはフラワーアレンジメントとして、オアシスにセットされるものです。しかし、この記事は素人の方向けなので、わざわざオアシスを買って来いとは言いません。輪ゴム一本で留め、花瓶に挿せるタイプの飾り方を解説します。
最初に、ごく簡単にカーネーションプードルについて説明します。
カーネーションプードルは、数本のカーネーションを使い、花でプードル犬のように形作るものです。これは日本で考え出されたものでして、現在はどうか分かりませんが、作り出されたばかりの頃(40年ほども前だと思います)には、外国人仰天のフラワーデザインだったはずです。
私の作ったものは、作り方の項で画像を貼るとして、まずは花屋で売っているものの画像をご覧ください。
上の画像の商品は、プードルの本体はカーネーションで作り、目鼻はプラスチックパーツをつけています。
カーネーションプードルは、かなり人の好みが分かれます。正直申しまして、私個人は、「一種のキワモノ」と思っています。
しかし、好きな人からは歓声があがるほど受けがよく、おかげで40年ほどたっても市場からなくなりません。これは、カーネーションプードルが、「ただのキワモノ」ではないことの証明なのでしょう。
本もののプードルを飼っている方やお子さんには特にウケが良く、最近では「インスタ映えする」という理由でも喜ばれます。
カーネーションプードルにも色々作り方があり、それによって必要な花の本数などが異なったりするのですが、今回私の作ったプードルに使用したものは下記の通りです。
カーネーションの色は、何でもいいです。上の項に貼った画像を見てもらうと分かるように、ピンクや黄色で作ったものが普通に売られています。ぬいぐるみと一緒で、実在しない毛色のプードルになっても、「おかしい」というものでもありません。
もしも、「限りなくリアルなプードルを花で再現しろ」と言われたら、私は白か茶系のカーネーションを使うでしょうが、そうでなければ、何色でも好きな色を選ぶでしょう。
プードルにも、色々な種類や、毛のカットの仕方があるようです。
昔は、プードルと言えば……
↑こういうイメージがあったものです。実際に、このタイプのカーネーションプードルも作られています。
ですが、この記事で作るのは、下のようなタイプのプードルにしました。
先に目鼻のパーツを準備しておきます。
目鼻のために、私が用意したものはこれです。
これは、たまたま手元にあった画鋲です。これを流用することにしました。
ただし、赤目・赤鼻ではおかしいので、マジックで黒く塗ります。
↓黒塗りにしました。
後ろの方はどうせ見えないので、塗り残しています。
塗って黒玉画鋲にしたものに、ワイヤーで足をつけます。
ワイヤーのかけかたは、抜けなければなんでも良いです。(私はぐるぐる巻いているだけです)
足の長さは、短すぎなければOK。私は長さなど計らずに適当にやるのですが、上の画像の長さだと、多分10~15cmくらいの足がついていると思われます。
このような、黒玉に足を付けたものを、目(2つ)鼻(一つ)あわせて3個作っておきます。赤玉に足を付けたものも一つ作り、そちらは「舌」にします。
「舌」は、無くても成立することはするのですが、あったほうが、「顔」として認識されやすくなります。
今回私は、たまたま手元にあった丸い玉のついた画鋲で目鼻を作りましたが、ほかのものでも目鼻は作れます。
私は、画鋲が無ければボタンでやったと思います。また、平面的になりますが、黒い紙やフェルトを切り抜いてパーツにしても良いでしょう。舌に関しては、平面的なほうが良いくらいです。
人形を作る趣味のあるような方は、人形用の目を使ってもいいです(手芸屋などで売っています)。
プードルの本体を作っていきます。
右利きの人は、左手にカーネーションを2本持ってください。(左利きの人は右手に)
↓こんな風に重ねて持ちます。
分かり難い場合は、下の図を見てください。
※色の付いた●がカーネーションの花と思ってください。分かりやすいように、それぞれの●の色を変えています
カーネ②が、カーネ①の前に出ているところがポイントです。ここが、犬の口吻の前に出ている部分になります。
次いで、もう1本足して、縦に三本のカーネーションが並ぶようにします。
図解すると、下のようになります。
カーネ③は、額から頭の丸みを表現します。カーネ①は、②と③の後ろに下がる形になります。
次に、左右に一輪ずつ足して、耳をつけます。これで、一気に犬っぽくなります。
ここまで来たら出来上がったようなもの。
図解すると、下のようになっています。
しっかり「犬型」になったと思ったら、その状態でカーネーションの茎を切り(飾ろうとしている花瓶に合わせて切ってください)輪ゴムをかけて留めてしまいます。もしも、輪ゴムをかけたときに「犬型」がずれてしまったら、輪ゴムをかけた状態のまま、適正な場所に花を引っ張って形を整えます。
輪ゴムは、すごく普通にかけていまして、本当にただ束ねているだけです。
この画像は、完全にプードルが出来上がった状態で撮っています。これだけで、「プードル状態」は十分キープできます。
手順1で作ったパーツを、手順2で作った犬の顔に挿しこんで目鼻口をつけます。
輪ゴムで束ねた花は、花瓶に挿すなどして、両手でパーツをはめる作業ができるようにしましょう。
私は慣れているので、花と花の間にワイヤーを挿しこんで作ることができますが、もしもうまく入れ込むのが難しければ、花にグサッと刺してしまってもいいです。
まず、黒パーツ三つを挿して、目鼻を作ります。
これだけでも、一応犬には見えます。実際に、「目鼻」だけで「口なし」で売っているカーネーションプードルもあります。なので、口はつけなくてもいいと思ったら、「付けない」という選択肢もアリです。
しかし、せっかく手元に赤い玉があるので、今回は口もつけました。
口があったほうが、よりプードルらしく見えると思います。
私の作り方だと、「口」にした赤い玉は、カーネーションの花の真ん中に刺すことになります。私は慣れているので、グサッと刺してしまいますが、素人の方はちょっとためらうかもしれません。
これで、カーネーションプードルのできあがりです。
カーネーションプードルは、花瓶に挿して飾るのであれば、私としては低めの花瓶に飾るのがお勧めです。丈の高いすらっとした花瓶から、急に犬の顔が出ていると、あまりにも唐突で「可愛い」よりも「シュール」になります。
また、プードル以外の花と取り合わせるなら、うまく犬の脇役に回ってくれる花とあわせるのが無難です。犬のほかに、薔薇だの蘭だのがもりもりに入っていると、収拾がつかなくなって、可愛いどころか悪趣味になります。
というわけで、うちではこんな風に挿しました。
各家庭で、よさそうな器を探して飾ってみてください。
花器に限らず、マグカップに挿してみても面白いです。また、上の作例ではやりませんでしたが、同色のカーネーションがもう二本あったら、顔の下に二つちょんちょんと配置して、「プードルが花器の縁にかわいく手をかけてる」ような演出もお勧めです。
うちでは、玄関に飾ってました。
私が、カーネプードルを作っていて思うのは、全くの素人さんが作るなら、カーネーションで形を作る作業よりも、目鼻をつける作業を頑張ったほうが可愛くできるんじゃないか、ということです。
目鼻のバランスで、かわいい顔にも、間抜けな顔にも、怖い顔にもなります。
カーネーションの土台は多少歪になっても、目鼻を絶妙に配置すると、それだけで最高に可愛いプードルになってしまうこともあります。
顔の形をちょっと失敗したかな、と思ったときには、目鼻で挽回してみてください。