たとえばお正月花には、それなりにはっきりした「この日あたりに飾るのが妥当」という日にちがあります。
では、ひな祭りの花には、そのような「この日に飾るべき」というポイントがあるのか?というところを解説します。
お雛様を飾るのは、立春~2月中旬くらいまで、遅くともひな祭りの一週間前くらいまでには済ませるのが一般的です。つまり、早い家だと、3月3日の一ヶ月ほども前から、お雛様は飾られます。その場合、お雛様を出したその日からひな祭りの花を飾ると、一ヶ月近くも飾り続けることになります。
もちろん、一ヶ月間飾っても全然かまわないのですが、途中で枯れる花を変えたりする必要が生じるので、個人のお宅で、一ヶ月間も飾り続ける家はほとんど無いと思います。
だとすると、お雛様の花を飾るのはいつが望ましいのでしょうか?
お正月花のように、「この日には飾らないほうがよい」という日は特に無いので、お雛様を出した後で、3月3日に花が美しく見られるタイミングなら、いつでも良いということになります。
お正月花だと、年末に花飾りを済ませておくのが常識と言われていますが、ひな祭りは、「事前準備」は必須ではありません。3月3日になってからようやく飾るというのもアリです。
花飾りが好きな人がよくやるのは、「二月の中旬以降に、良い桃を花屋の店頭で見つけたときに買い、そのままひな祭りまで飾り続け、枯れた花だけ挿しかえる」という方法です。
管理人が個人的にどうしているかということでしたら、仕事や稽古で桃を入手したときから飾り始めることにしています。だいたい、ひな祭り当日の1週間かもう少し前くらいから飾っていることが多いです。
お雛様を飾らない家でも、大体、上の項と同じくらいの感覚で、花を用意すると良いと思います。
お雛様があると、なんとなく「遅くも前日(3/2)までには花を挿すか」という気になる人が多いかと思いますが、お雛様が無いと、そういう罪悪感もあまり無く、より気楽に自分の都合で花を用意できるような気がします。
家によっては、お雛様を飾っている間は、段飾りの中にずっと途切れることなく花を挿し続ける、というお宅もあります。
しかし、こういうものは、好きずきとか習慣とかでするものなので、無理して真似することは無いです。
特に奨励しようとは思いませんが、3月3日のひな祭り当日には飾らず、別の日に飾るという方法もアリです。
たとえば、3月3日の直前や直後の日曜日に、親戚にも来てもらってひな祭りパーティーしよう、というような場合、パーティー当日に飾ることをメインに考えたら、結果的に「3日には花なしだった」ということもおこるでしょう。
重ねて言いますが、特には奨励しません。でも、そんなことも現実的にはあります!
完全にひな祭り仕様の花商品は、2月後半くらいから花屋の店頭に現れます。
完全なるひな祭りの花商品とは、「桃と菜の花のセット束やアレンジメント」です。そういうものを店頭で見かけてから、「そろそろ買うか」と考え出すくらいでよいと思います。(ひな祭りの切り花商品については、別記事でも解説しています)
特にセット商品ではなく、桃の花単品や、菜の花単品の切花を買うなら、2月に入るころには店頭で見られますので、セット商品よりもだいぶ早くから買えます。
ひな祭りの花は、正月花のように店頭で奪い合いや、売り切れ続出になるようなことはなく、余裕を持って選べますので、何店か近所の花屋をのぞいてみて、自分の好きなものを買うと良いです。大急ぎで確保しようとしなくても大丈夫な商品です。