結婚式や、成人式、卒業式、謝恩会、フォーマルな服装のパーティーなどで、生花を髪飾りにする場合のオーダー方法を紹介します。
美容院によっては、「花の注文はこちらでします」というところもあるのですが、つける本人が美容院に持ち込むことも多いので、このような記事を設けました。
生花の髪飾りは、和装にも洋装にも導入できます。ちなみに、上の画像は和装のヘアです。
セットを美容院でする場合、花屋よりも先に、美容院側と「生花を髪飾りに使うこと」について相談するほうが話がスムーズに進みます。予約の際に、その旨伝えましょう。
美容院に提携の花屋があると、美容院から直接花の発注をしてくれます。そのような美容院だと、髪飾りの細かいことは全部プロに任せたいと思っている場合は、発注を美容院に丸投げすることも可能です。
美容院側から、「生花を用意してきてください」といわれたら、自分で花屋に注文して持っていきましょう。また、美容院に提携花屋があって、「こちらで用意します」と言われたとしても、「花は自分で用意したい」と言えば、別の花屋の花を持ち込むこともできるかもしれませんので、自分の好みの花屋を使いたければ相談してみましょう。
困るのは、「生花の髪飾りは扱いません」という美容院の場合です。最近では少ないと思いますが、そのような美容院だった場合、どうしても生花の髪飾りを使いたいなら、美容院を変えるしかありません。
生花の髪飾りは、自分で作るのでないかぎり、普通は花屋さんにオーダーします。
自分の懇意の花屋さんがあればそこに頼むのがいいですし、ご自分の行動範囲内にあるセンスの良さそうな花屋さんを選んで頼んでもいいです。値段が高くてもいいなら、有名デザイナーがいるような花屋さんに頼むのも良いでしょう。
花屋へのオーダーは、基本的には事前にしてください。その方が万全の体制で作れます。
それをせず、飛び込みで頼むということは、
「今、店にある花の中から選び、パーツに作るのに少なくとも30分以上は待ってもらう(数が多ければ、もっと待ってもらう)」
ということいなります。それで良いということでしたら、
「今から作ってください!」
というオーダーもアリです。
花屋さんにオーダーする際には、下記のようなことを申告してください。
必須ではありませんが、雑誌の切り抜きなどを持ってきて「こんな風に」と言うのも、具体的なイメージを伝えていただく手段として非常に良いです。
使う花の種類や量により、髪飾りの金額は大きく異なります。たとえば、ガーベラ1本くらいなら1,000円以下でできることもありますし、胡蝶蘭をたっぷり使うなら1万超えにもなります。
世間の平均的な値段ということになると、私の花屋さん的体感では、いろんな使い道のオーダーを全部平均するなら「3,000~5,000円の間」くらいが一番多いように思います(東京値段です)。
少しお値段が高いオーダーが入るのは、やはり結婚式で、花嫁ならば5,000円より上のことが多いです。
髪飾りに比較的よく使われる花材は、以下のようなものがあります。
上記のもの以外にも、色々な花が使えます。グリーンを使うのもステキです。
ここ最近の髪飾りの傾向は、「巨大化」です。巨大化の火付け役は、多分、この結婚式だろうといわれています。
素人の方は、まさかここまでは「大盛り」にしないだろうと思いきや、最近の成人式のニュース映像など見ていると、結構な大型髪飾りが珍しくなくなっていることに気づかされます。個人的には、snsの「映え」を追求する考え方が、それを後押ししているのかなと思います。
【参考】手作り髪飾りの作成記事は、こちらをご覧ください→生花髪飾りを自分で作る