せっかく髪飾りの作り方画像を作ったので、ことのついでに「生花の髪飾りが、どのくらい持つのか」を検証してみようと思います。
シンプルに、作った髪飾りが時間の経過によってどうなるのか、画像を撮っていきました。室内に置いて観察したので、実際の髪飾りの環境(普通は、つけて外を歩き回るはずです)とは異なりますが、十分参考にはなると思います。
(ちなみに、いずれの髪飾りも、作った時期は4月の中旬です)
ガーベラとスーパーレディの髪飾りは、非常によく持ちました。
ガーベラを作った直後の画像がこちらです。
時刻は13:50です。
このガーベラは(スーパーレディも)、髪飾りパーツに作った後に、こちらの記事のためにコサージュに仕立ててしまったのですが、ただパーツを一つに束ねただけで、持っている水分も同じなので、「コサージュが持った時間」=「髪飾りが持った時間」と考えて大丈夫です。
このガーベラとスーパーレディは、作成当日は、上の画像しか撮っていません。なぜなら、夜中になっても「変化」が見られなかったからです。
次に画像を撮ったのは、翌日朝の9:14。
でも、ほぼ変化無し。20時間たっても大丈夫。
二日目の画像も、これ一枚です。なぜなら、夜中になってもあまり変わりがなかったからです。
そして、三日目に突入。
昼前の11:45。経過時間は、丸二日にせまろうとしています。この頃になると、一見パリッとしているようですが、触ってみるとガーベラがフニャフニャにはなっています。しかし、これを頭に付けて歩いても、十分OKな見た目です。(髪飾りは、別にそこから栽培しようというわけではないので、元々「見た目だけOK」を目指した物体です)
実を言うと、このガーベラの頑張りは私も驚きました。スーパーレディの方は、想定内です。スーパーレディは、この形・この色のまま乾くのです。
髪飾りを数日にわたってつける人はいないので、もう画像は出さなくても十分だとは思いますが、一応、傷みが現れてきたのがいつだったかと言うデータだけ残しておきましょう。
下は、四日目の朝10:35の様子です。
「まだ大丈夫では?」と思う人もいると思います。このように、静止画だと大丈夫そうではあるのですが、ガーベラの花弁が、だいぶフニャフニャになっているので、動くと髪飾りがフニャフニャ揺れる、という感じになると思います。
以上、ガーベラとスーパーレディの髪飾りは、日をまたいでもイケる、という結果になりました。
スプレーバラとカスミ草の髪飾りもチェックしてみました。
この組み合わせだと、カスミ草はそのままドライにもなる花なので相当大丈夫で、バラが先に力尽きます。
でも、半日以上は持ってくれました。
下は、作ったばかり状態です。13:42。
↓作った日の20:12。全然変化無し。
↓翌朝の08:39。とっくに半日以上たっていますが、ビクともしていない。
夕方、外出から帰ってみたら、さすがにバラがしおれていました。下の画像は、18:37のものですが、バラががっくりいったのが何時だったのかは分かりません。
確認されたのは、18時間は大丈夫だった、ということです。
ダリアは普通の花よりも水切れしやすい花です。なので、上の二つの項のような、「何日持った」「半日持った」ということにはなりません。
まずは、作ったばかりの時間で撮影。13:59。
↓作成して、約3時間後の17:10。
すでにこの時点で、一枚だけですが花弁が下を向いています。しかし、このくらいだと、頭に付けて動いていたら分からない範囲です。
↓作成して約6時間後の、20:12。そろそろ厳しいですね……。
もう少し輪の小さいダリアだと、もう少し持ちが良いです。
カラーも、髪飾りにしてよく持つ方の花です。そして、傷み始めても、素人目にはあまりそれに気づかれないタイプの花です。
↓作ったばかりの画像です。14:07。
↓作ってから約8時間後、20:09。
このくらいの時間はビクともしません。
↓夜中の02:10。
作って半日たちましたが、まだ大丈夫。
↓ここから、徐々に花がくたびれ始めます。翌朝の、08:40です。
くたびれてないじゃないか、と思われるかもしれませんが、花の表面をよく見ると、うっすらと凸凹が現れています。
つまり、シワシワになる前触れが出てきているのですが、この段階だと、頭につけて動いている状態なら、素人さんには「ダメになりかかっている」というのは気づかれない程度です。
しかし、シワシワの前触れが現れたら、あとはシワシワに向けて進むだけです。
このあと、夕方の18:38に撮ったのが最後の画像でして……
一応カラーの形は保っていますが、だいぶテロンテロンになっています。でも、作成後丸一日以上たった状態ですので、当然ではあります。