花の情報局

ウエディングブーケ選びのための参考資料

※このページにダイレクトにお入りの方は、一応このような前書きというか、前置きをお読みください。

 

目次 ウエディングブーケ選びのための参考資料

  1. ウエディングブーケの主なスタイル
  2. 代表的なドレスのスタイルと、ブーケとの相性
  3. ウエディングブーケによく使われる花
  4. 和装にブーケを持つなら
  5. ブーケの数
  6. ウエディングブーケの値段の付け方は、店によって違う

ウエディングブーケの主なスタイル

一般的なウエディングブーケの種類を表にしました。記載の値段は生花ブーケの相場値段ですが、あくまでも目安と考えてください。店舗によっても、花材によっても異なりますので、実際には、下に記載の金額よりも、安いものもあれば高いものもあります。

◆キャスケードブーケ
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キャスケード(=滝)のように下に流れ落ちるスタイル。使用する花材や、作るサイズによって、かなり印象が変わる。
豪華で、最も「結婚式ならでは」の印象があるため、憧れる人は多い。
合わせ易いドレスは、一般的にはAライン・プリンセスライン・トレーンを長く引くドレスが良いと言われているが、ドレスのデザインによっては必ずしもそうではない場合もある。

値段の相場は、25,000~50,000円くらい。高級花をたっぷり使って、10万円ほどかける人もいる。

◆ラウンドブーケ
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丸い形に作るブーケ。「コロニアルブーケ」とも言う。
最もオーソドックスな丸型で、どんなドレスにも合わせやすいスタイル。

値段の相場は、10,000~40,000円くらい。

◆セミキャスケードブーケ
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キャスケードほどは下がらないが、やや下垂部分を作った楕円形のスタイル。オーバル型とも、ティアドロップ型とも呼ぶ。
ラウンドブーケよりも、豪華さが増し、華やかな印象を与える。どんなドレスにも合わせやすい。

値段の相場は、15,000~40,000円くらい。

◆ボールブーケ
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ボール型、つまり球形に作り、バッグのように持ち手を付けて下げて持つブーケ。
遊び心のあるカジュアルな演出に使うこともでき、「くす玉風」にして和装に合わせることもできる。
花材や色のセレクトによって、かわいくも、大人っぽくも、豪華にも、和風にも作れる。

値段の相場は、20,000~60,000円くらい。

◆クラッチブーケ
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花をシンプルに束ねた形のブーケ。丈の長いものは、腕に抱えるかたちになるので、「アームブーケ」とも呼ばれる。
スタイリッシュに仕上がるわりに、手間と花数が少なくすむので、値段は低めに設定でき、安ければ1万を切ることもある。
すっきりとシンプルなので、かわいらしさを重視したドレスには向かないことがある。

値段の相場は、10,000弱~30,000円くらい。

◆ハンドバックブ-ケ
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持ち手を付けて、ハンドバッグ型に作るブーケ。ナチュラルな素材で編んだ籠に花をセットする「バスケットタイプ」もある。

値段の相場は、20,000~60,000円くらい。

◆リースブ-ケ
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丸いリース型に作ったブーケ。プリザーブドフラワーやドライフラワーが多いが、生花でもできる(最近は生花が多い)
いまだにオーソドックスな形とは認識されていないので、個性的なブーケと言える。
肘に掛けて持つことができるため(デザインによってはできないこともある)、花嫁としては持ちやすい形である。

値段の相場は、生花なら15,000~60,000円くらい。

 

代表的なドレスのスタイルと、ブーケとの相性

◆Aライン
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上半身はタイトで、すそに向かって広がるデザイン。もっとも人気のあるタイプのドレス。
どんなブーケも合わせやすい。

◆プリンセスライン
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ウエストにボリュームを持たせ、そこからすそに向かって広がるデザイン。
ドレスに負けないボリューム感のあるブーケが似合う。

◆マーメイドライン
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上半身からヒップ・膝のあたりまでは体にフィットさせ、その下はすそに向かって広がるデザイン。
大人っぽい花、粋で色気のある花が似合う。

◆スレンダーライン
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上半身はフィットさせ、すそに向かってもあまり広げず、スマートに縦のラインを強調したデザイン。
スマートなクラッチブーケや、シンプルなブーケ、カッコいい系のブーケ、個性的なブーケなどが似合う。このタイプのドレスに、ブーケがばっちりハマると、非常にスタイリッシュな花嫁姿になる。

 

ウエディングブーケによく使われる花

ウエディングブーケによく使われる花と葉っぱの一覧は、こちらに独立した記事を設けました→ウエディングブーケによく使われる花材一覧

 

和装にブーケを持つなら

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和装の花嫁がブーケを持つことは、すでに当たり前のことになっています。どんな衣装であれ、花嫁がブーケを持ちたいなら、ブーケを発注しましょう。(もしも、ブーケを持ちたくないなら、持たなくても和装はおかしくありません。ウエディングドレスの花嫁がブーケなしだと、一見して違和感がありますが、和装はむしろブーケなしが本来の姿です)

ブーケ発注の際に、着物の写真は絶対に必要です。白無垢でも必要ですが、色打掛・振袖は特に必要です。また、花嫁の髪型、特に洋髪かどうかは重要な情報です。髪を洋髪にすると、ブーケのスタイルと花材選定の選択肢の範囲が、大幅に広がるからです。

もし、ドレスで持つような「普通の」ウエディングブーケを持ちたいのであれば、洋髪の方が合わせやすいです。文金高島田だと、ブーケの作り方・花の選び方・水引などの小道具で、和風に寄せたり、和装に合わない要素を排除するようなアレンジが必要です。
もしかすると、近い未来に、白無垢に洋花のキャスケードブーケを持つのが普通な時代もやってくるように思いますが(実際に、そういうブーケを持つ花嫁は、すでに居ます)、今のところは、「和装に合わせたブーケを作る」ことの方がまだ普通です。

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和装のブーケで、よく見かけるのは、ボールブーケです。まん丸いボール型のブーケを、くす玉のように演出しているものが多いです。

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また、ドライブーケも比較的よく見かけます。ドライフラワーだけで作った花束を抱えて持つことが多いようです。

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ブーケの数

白いブーケを1つだけでも十分ではありますが、最近は、白ブーケとお色直し用の色ブーケとで、最低2つ、という発注が一般的になっています。

ブーケの数にタブーは無いので、花嫁の好きなように決めて問題ありません。たまに、
「ドレスを変えるたびに、ブーケも変えなければおかしいかも?」
と思っている人がいますが、ブーケを使いまわして悪い法などありませんので、ドレス複数に対してブーケ1つでもOKです。

【参考】二次会で花嫁が持つブーケについては、こちらに別記事があります→結婚式二次会のブーケについて

 

ウエディングブーケの値段の付け方は、店によって違う

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ウエディングブーケの値段の付け方は、店舗によって少しずつ違います。

ある店では、「2万円から」と決まっていたり、
別の店では「花代プラス技術料1万円」と決まっていたり、
その店舗の考え方により、異なるのです。また、一般的に、ブーケとブートニア(男性の胸飾り)はセットで考えられますので、ブートニア代はブーケ代に含まれることが多いですが、「ブートニアは別料金」のお店も無いわけではないので、事前に確認しましょう。