管理人がドライフラワーを仕入れている調達先をリアルに挙げてみました。また、「忘れがたいかつての調達先」のことも少々書いています。
※この記事で言う「ドライフラワー」には、漂白花材や着色花材を含みます
現在、私が主にドライフラワーを買うのは花の資材屋です。
もっともよく使うのは東京堂です。私は東京堂の会員になっているので、卸値段で買えます。安いからよく利用するわけですが、実を言うと、
「昔より、面白くなくなった」
と思っています。以前は、ハッとするような面白いドライものがあったように思うのに、もう何年も前から決まりきったものしか見かけなくなったような……。
しかし、これは私の目が肥えたために感じることのようにも思うので、東京堂がつまらなくなったわけではないのでしょう。
それに、「面白くなくなった?」と思っている私の目にも、東京堂は種類豊富で、ほかで買おうと思うとなかなか難しいような花材がそろっていると見えるので、十分にメインで使える調達先です。
東京堂の次にひいきにしているのが、花材通販はなどんやアソシエですが、ここはネット買いしているので、下の「ネット」の項で書きます。
私が今、花の資材屋の次に利用しているのはネットです。資材屋で卸値段で買うのを別にすれば、結局、ネットが一番安く買える、というのが現在の私の結論です。
ネットショップで、もっとも頼りにしているのは、上の項にも書いた花材通販はなどんやアソシエです。ここの資材屋は、東京堂では見つからないものがあるほど商品が充実し、その割りにかなりの小口販売もしてくれて、とにかく使い勝手の良いショップです。
はなどんやアソシエの次に使っているのは「はなどんやアソシエ以外の楽天市場のショップです。特に、楽天市場のポイントがたまっているときには、優先的に楽天市場で探すことにしています。
私が何度か買っているドライフラワー専門店は、表参道にあるTida Flowerという店です。都内で、ドライフラワーを買うためにわざわざ行く専門店は、現在はここだけです。
しかし、特に気に入っているとも言い難く、資材屋の項で書いた東京堂より、商品も少ないし高い(私は東京堂は卸値で買えるので、それより高いのは当然なのですが)と思っています。
なので、店に行く動機としては、
「東京堂に無いようなものが、なにかあるのではないか?」
という期待を持って出向くのですが、「ここにしか無いものがあった!」と思ったことはまだありません。でも、めったに行かない人間の経験値での話しなので、マメに通えば、びっくりするほど面白いものに出会える可能性もあるとは思います。
以前、吉祥寺に、「むーあん」というドライフラワーショップがありました。花雑誌に、ステキなドライフラワーショップとして紹介されているのを見て行ったような気がします。
その頃の私は、多様な花材を扱った経験も無く、初めて見た「ドライフラワー天国」みたいなむーあんの店内の様子に興奮してしまいました。
むーあんは、かわいらしくもワイルドな、ボリュームたっぷりのドライフラワーにあふれていました。お店が、まるでドライフラワーに埋まっているような感があったものです。
ナチュラルなカントリーテイストのお店は、いつ行っても真剣にドライフラワーを吟味する女性たちで混みあっていました。私は、いつも小口の買い物しかしませんでしたが、自分の身近では売っていない種類のドライ、しかも品質の良いドライを手に入れて満足していました。
むーあんは、2008年に閉店してしまいました。それを知ったときにはショックでした。
でも、むーあんのドライフラワーは、実は今でも買えます。ネットショップと、八ヶ岳の本店(オーナーは八ヶ岳在)に行けば、かつての吉祥寺と同じく、高品質のドライフラワーが買えます。でも、今の私は卸値で買える資材屋に出入りしているので、むーあんのネット店で購入したことはありません。
そのうちに、「ここでしか買えないもの」があったら、買ってみることもあるかもしれません。
ドライフラワーを独自に販売している農家・農園というのは、探せば結構あります。たとえば、
などのように、個人の農家さんが生産したものを売っています。
私は、わざわざこのような「農園生産ドライの直送」を探して買うことはしませんが、たまたま観光地で見かけたり、デパートの催事に出ていたりすると買ってみることがあります。
しかし、本格的ないけばな作品用にや、受注製作のために使ったことはまだありません。
(上の「農園」の項と少し重なるかもしれません)
花の生産が有名な観光地に行くと、地元で生産されたドライフラワーが、道の駅・みやげ物屋・観光農場などで売っていることがあります。
私は今までに、信州と北海道で、ドライフラワーを買って帰ったことがあります。
観光地のドライフラワーというものは、特に安くはありません。品物の質はいいなと思うことが多いですが、私の場合、東京の資材屋で卸値段でドライを買うことができるので、わざわざ地方からドライフラワーを抱えて帰ろうという気持ちには、なかなかなれません。
その私が、観光地でドライフラワーを買うときは、
の、いずれかです。
観光地に含まれるかもしれませんが、各地にあるハーブ園でも、ハーブをナチュラルなドライフラワーにしたものが売っていることがあります。これも、大抵そう安くはないので、上の「私が買ってしまう可能性のある4項目」のどれかを満たしたときでないと買いません。
出来上がったドライフラワーの調達、という主旨からは外れてしまいますが、私のストックしているドライ花材は、半分近く「自作」です。自作ドライについては、当サイト内にこのような記事を書いています→自作ドライフラワーと既製品ドライフラワーの、メリットとデメリット