夏休みの自由研究に適しているかどうか、という観点から見たきゅうりは……
- 栽培は簡単。初心者向き。子供でもできる。でも、過度の収穫は期待しないで
- 生育スピードが速い……つまり、変化が目に見えるので、観察日記などに書きやすい
- 発芽から開花まで、早ければ1ヶ月で到達する。でも、「早ければ」なので、夏休み終了までに結実にまでたどり着きたければ、種よりも苗で入手した方が安全
- 苗を買うなら、夏休みに入ってすぐに探したほうが良い。8月に入ると、急に苗の扱いが少なくなる
- プランターで育てるなら、ミニタイプのきゅうりがいい。ミニタイプの方が、子供にも扱いやすい……でも、思っているきゅうりよりも、小さいものができるのだということを理解して育てないと、短いきゅうりの姿にがっかりするかも
- 栽培の途中から、支柱かネットが必要になるが、適当な棒や、100均のガーデニング用支柱・ネットで十分
- 人工授粉はしなくても大丈夫(=ほっといても実がなってくれる)
- 収穫のタイミングは、開花後1週間~10日くらい
ホームセンター、園芸店などで買えます。
ネットショップでも買えますが、一株や二株なら、近所のホームセンターなどで探すほうが早いように思いますが……一応ネットのショッピングモールにもリンクを貼っておきます。(上でオススメしたミニきゅうりを買えるところにリンクしています)
きゅうりでできそうな自由研究を挙げてみます。
- 観察日記をつける
- 雄花と雌花を、それぞれ解剖して比較(花の解剖の例はこちら→お花の解剖)
- 花から実になるところを重点的に観察する
- 花が咲いたのに、実ができなかったところを重点的に観察する
- 実の付き方を調べる(どんなところに付くのか? どれくらい付くのか? など)
- 収穫したきゅうりと、買ってきたきゅうりを比較してみる
- 自分で収穫したきゅうりでクッキング
上記はただの例です。ほかにも色々なことが考えられます。
きゅうり栽培の自由研究を始めてから起こり得るトラブルには、下のようなものがあります。
- 枯れる
- 枯れてはいないが、うどんこ病などがはびこってボロボロ状態
- 花が咲かない
- 花は咲いたものの実が付かない
こちらの記事にも書いているのですが、枯れたら枯れたとレポートすれば良いし、花が咲かないなら花が咲かない様をレポートすれば良いと思います。
栽培がうまくいかなかったとき、人は「なんで?」と思います。その、「なんで?」を大切にして、「なぜ、こうなってしまったか」をじっくり考えてまとめたら良いのではないでしょうか。
二本以上育てていて、そのうちの1本だけがうまくいかなかったというような場合には、「うまくいった苗と、うまくいかなかった苗を比較する」という、またとないテーマが生まれますので、むしろ歓迎してもいいくらいです。
えー枯れちゃった、と思うとき、その「えー」にこそ、調べる価値のあるものが潜んでいると考えましょう。