本物のかぼちゃで作ったハロウィンランタンは何日保存できる？……大きさ別に調査しました
※ハロウィンランタンは、たった一日、ハロウィンの日のために作るものです。また、材料は生のかぼちゃです。なので本来、「長く保存するものではない」ことをあらかじめご理解ください
せっかく作ったハロウィンランタンは、一体どのくらい保存できるものか、というご質問に答えるために、この記事を作成しました。上に赤字で書いたように、本来何日も飾っておくものではありません。クリスマスツリーや雛人形のように、イベント当日よりもだいぶ前から飾れるものとは違います。
また、クリスマスリースの「フレッシュリース」のような、「生ものから、徐々にドライになっていく」ものとも違います。ハロウィンランタンは、「最初から最後まで生もの」なのです。
この記事は、管理人がいろいろな大きさのハロウィンランタンを作ったときに、それぞれ何日きれいに飾れたか、どんな風に傷んでいったか、という記録です。ほんの数回分の記録ではありますが、およそ何日くらい持つものなのか、参考にしていただければと思います。
目次 本物のかぼちゃで作ったハロウィンランタンは何日保存できる？
実例：大かぼちゃ（直径25cmほど）は、4～5日
こちらのハロウィンランタンが何日持ったかの記録です。
作成当日～3日目まで、まったくきれいなまま変わりはありませんでした。
4日目に、気を付けて見ると「カビではないか？」と思えるものが現れてきました。ただし、パッと見た程度では分かりません。
外側はきれいなものです。長いことこのまま保存できるんだろうと思い込んでいる人は、多分全く気が付かないでしょう。
口の部分から中を覗き込んでみると……
うっすら黒っぽいところができているように見えます。
この段階では、飾っておいてもほとんどの人には「傷んでる？」とは気づかれないでしょう。「疑惑を持って覗き込む人」がいなければ、カビの気配はバレません。
このタイミングで処分することは、気付いていない人にはできませんし、気付いてしまった人も、「まあいいか」という人と、「カビかもしれないものを飾っておけない」という人に別れると思います。
この翌日（5日目）も、カビの気配？のような状態でした。
更にその翌日の6日目には、明白にカビが育っていました。
目の奥のかぼちゃの中に、もやっと灰色のものが広がっています。
皮を割ってみますと……
↑カビカビ画像なので、モザイクをかけさせていただきました。こうなったら、さすがに捨てなければなりません。しかし、この段階でも、外側にカビは出てきていないので、あまり注意を払わない人は、気づかずにもう数日飾ってしまうだろうと思います。
実例：中かぼちゃ（直径11cmほど）は、6～9日
↑こちらのハロウィンランタンは、ハロウィンかぼちゃとしては中型のもので作りました。皮がカチカチで、内部のワタもほぼ完全に取りきれたので、「腐る」「カビる」要素が比較的少なそうでした。
その予想のとおりに、作成から5日目まで、見た目に何の変化もありませんでした。
変化が現れたのは、6日目です。
ランタンの内側に、茶色いシミのようなものが現れました。これが、カビの出始めなのか、乾いて変色してきているのかの判断がつかず、さらに変化が広がるまで静観することにしました。（カビだと確信していたら、6日目に捨てていました）
そのまま三日間変化が無かったのですが、9日目に、はっきりカビとわかるようになりました。
↑わざとピントを外しておりますが、それでもカビだとわかると思います。このカボチャも、外側の変化は無く、内部がカビてダメになりました。
実例：ミニかぼちゃ（直径8cmほど）は、6日
↑このかぼちゃは、一番上の実例に挙げた大かぼちゃの種から育てて、うちで収穫したものです。私の自家製かぼちゃにしては、皮がちゃんと固くなって、うまくできた方です。
これは、上の二つの例と違い、外側から劣化しました。
作って6日目に、下のような状態になりました。6日目までは、何の変化もありませんでした。
なんとなく、顔にしわが寄り始めています。特に、目と目の間がわかりやすいです。このまま放置すると、いずれ顔がくしゃっとつぶれてかわいそうなことになりそうだったので、この段階で処分しました
捨てるときに、中をのぞいてみたのですが、特に傷んでいませんでした。
管理人宅では、4～9日くらい
今のところ、管理人宅の例では、早ければ4日程度だし、9日くらいまで持ちこたえたものもある、という状況です。個人的には、これは比較的「よく持っている例」だと思っています。
かぼちゃなので、普通の野菜と同じ意識を持って考えてください。包丁を入れて（つまり切り口を作った状態で）、秋とはいえ常温放置していたら、早ければ一日もたつと何らかの劣化が現れて当然です。
「水っぽい部分」と「繊細な部分」が傷みのもとになる
傷んでくるのは、「水分の多い部分」と「繊細な部分」からです。
水分の多い部分とは、
取りそこなったワタや種、固くなり切らずに瑞々しい皮
などの部分です。
繊細な部分とは、
皮の薄い部分（もともと薄い、またはワタを削りすぎて薄くなった部分）
です。
上記のような「傷みの元」を限りなく排除すれば、よく持つということになりますが、それでも長くてせいぜい（うちの実例では）9日程度です。
ハロウィンランタンは、本来はハロウィン当日に作り、当日の務めを終えたら撤去するもの、と考えてください。日本で言うと、お盆の精霊馬の扱いが近いかもしれません。