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節分の柊を売ってる場所はどこ?

節分の縁起物として、「柊鰯」というものを飾る習慣があるらしい……というのは知ってるけど、その柊はどこで入手すればいいのか?という方向けの記事です。
管理人自身は、自分用に柊鰯を買ったことも飾ったこともないのですが、仕事用に買ったことはあります(教室の生徒さんにお節句の説明をするためです)。
というわけで、どこでどんな風に入手できるのか、ということの一般的な知識はあります。そこで、「自分が節分用柊を入手するならどこでどうするか」ということを、思いついた順に書いてみました。

 

目次 節分の柊を売ってる場所はどこ?

  1. 多分、一番簡単な柊鰯の入手方法……スーパーで買ってくる
  2. 植木の柊から1枝切ってくる
  3. 柊の切花を花屋で買う
  4. 山から柊を切ってくる
  5. 造花柊はあるけど、おすすめはしない

多分、一番簡単な柊鰯の入手方法……スーパーで買ってくる

管理人宅(東京23区内です)の近所のスーパーでは、大体一月中旬くらいから、節分用の柊を売り始めます。大型のスーパーから、個人経営のスーパーまで、毎年どこでも売っているので、買おうと思ったら探す苦労はありません。(実物はこれです)
メーカーにより、大きさやセット内容は多少異なりますが、どれも200円程度で売っています。

私の記憶によれば、自分の子供の頃には(そのころは千葉県民でした)、スーパーに柊鰯は無かったと思うのです。しかし、現在の東京では、柊鰯は、かなり多くのスーパーで買えます。

 

植木の柊から1枝切ってくる

節分に使う柊は、ごく小さな一枝でいいので、庭に柊があるなら、ちょっと1本切って来れば済みます。
自宅に柊は無いが、親しい人の家にある、という場合は、一本だけ切ってもらえないか、と頼んでみましょう。たった一枝なら、気軽に切ってくれるかもしれません。

もしも、柊がうちに1本あってもいいなと思っているなら、鉢を買ってきて育てることもできます。小さいものは数百円で売っていて、2000円ほども出したら、かなり大きい植木が買えます。栽培も、日陰で放任主義でも大丈夫な木です。
柊が家にあれば、節分以外にも活用できます。クリスマスに柊を生けたり、葉をドライにして(すごく簡単にできます)クリスマスリースなどが作れます。また、育てていれば、柊の花も、実も楽しむことができます。



柊の切花を花屋で買う

柊は、切花出荷されることはされますが、それほど多く出回っているものではありません。しかも、切花柊が一番出回るのはクリスマス時期で、節分用に出荷が増えることはあまりありません。なので、節分前にちょうど良く柊の切花に出会うことは期待し難いです。

それに、切花柊は、柊鰯に使うものよりもだいぶ大きい枝で売っているでしょうから、スーパーで買える節分柊よりも値段は高くなるはずです。

つまり、確実にあるかどうかわからないし、あってもスーパーより高い値段で買うことになると思われるけれど、それでも良ければ花屋を探してみたら、あるいは入手できることもあるかもしれない、ということです。

 

山から柊を切ってくる

近くに山林があるなら、自生している柊を切れるかもしれませんので、自然のものが好きな人は、探してみるといいです。柊は、葉っぱの形が独特なので、素人でも探しやすい樹木です。しかも、あまり大木になる木でもないので、鋏を持っていって一枝切るのも簡単です。

素人が自生ヒイラギを切ってこようと思ったときに注意するべきは、葉の形が似ている別種の木と間違えないようにすることです。また、自由に樹木を切って大丈夫な場所かどうかも気をつけましょう。

 

造花柊はあるけど、おすすめはしない

飾り物の、造花の柊を入手するのは、わりと容易です。そういう、本物でない柊に鰯の頭を刺して柊鰯にする……ということは、できることはできるでしょうが、個人的にお勧めしません。
鰯の頭を焼いて刺す、という本格的な手間をかけるには、造花というアイテムは釣り合わないと思います。造花を使うくらいなら、柊鰯はあきらめ、豆をまくだけで十分ではないでしょうか。