こちらの記事→節分の柊を売ってる場所はどこ? で触れている「既製品の柊鰯」の例を挙げます。
メーカーや地域により、多少の違いはありますが、およそ似たようなものが、節分用の柊鰯として、出来上がったセットとなって売っています。
(この記事で紹介しているものは、いずれも関東圏で販売されているものです。地方により、別の体裁・組み合わせで売っている柊鰯セットもあるかと思います)
柊鰯の束のほかに、縁起物の金豆と鬼の面がついたセットです。鬼の面を外すと、下のようになります。
↑この画像だと、鰯(煮干し)が葉っぱの陰に隠れてしまっていますが、
↑裏から見ると、このようにちゃんと入っています。
下の画像は、この商品独自の縁起物と思われる「金福豆」というもので、金色に着色した大豆です。
商品の説明に、「金福豆は、大事に一年間保存しておくと縁起が良い」と書いてありました。
柊鰯自体の飾り方については、下の画像のように説明されていますが、
お面をつけて飾るかどうかは好きずきで良いと思います。
このセットは、主に大豆の豆ガラで、柊は小さな一枝が添えられているだけです。そして、煮干しは付いていません。つまり、「本格的に鰯を使って飾りたい人は、自分で煮干しなり、鰯の頭を焼いたものなり付けてください」ということです。(厳密に言うと、「柊鰯のセット」と言うべきではないかもしれません)
既製品の柊鰯は、似たような、でも微妙に違うような体裁で売っています。地域差も、かなりあります。
どんなものを選ぶのも、買って飾る人自身の都合や好みで良いです。また、既製品を、自分の家の習慣に合わせて、少しアレンジを加えて使っても良いです。例えば、「鰯を添える習慣はうちには無い」と言う人は、セットに入っている鰯を取っても良いのです。
その家庭にふさわしく、邪を祓う行事ができればオールOK、と考えて良いでしょう。