花の情報局

七夕の笹はどこで買える?

最近の東京では、七夕の笹を飾る家庭は減りました。そのため、花屋でも笹を売るところは非常に少なくなりました。
地方では、事情が違うところもあるかもしれませんが、「昔より入手しにくくなった」のは、全国どこでも同じなのではないでしょうか。

この記事では、ごく一般的な笹の入手方法を5つ紹介します。都会でも、5つの方法のいずれかで入手できる可能性は高いです。

※七夕の笹を飾る方法の解説は、こちらの記事をどうぞ→七夕の笹の葉の飾り方・立て方

 

目次 七夕の笹はどこで買える?

  1. 近隣から切ってくる
  2. ホームセンター
  3. 花屋
  4. 大型スーパーにあるかもしれない
  5. 庭に笹竹を植えておく

近隣から切ってくる

本来、七夕の笹飾りは、この方法で入手するものなのでしょう。実際に、管理人の子供の頃は、「近所から切ってきて飾る」という方法で事足りていたように思います。(管理人は千葉市の新興住宅地の出身です)

しかし、現在、都内に住んでいる私の環境では、この方法は難しいです。近所にそれらしき笹薮・山林などはありません。
もしも、運よく近隣から笹を切って来られる環境にある方は、程よい大きさの笹を切ってきたら良いと思います。その場合には、切りに入って大丈夫な場所かどうか、許可を取るべきではないかなど、あらかじめ確かめましょう。

藪や林以外に、「庭」からも笹を切らせてもらえることがあります。庭の一角や、玄関脇に笹を植えているお宅で、
「笹が増えて困るので、切ってもらえると大助かり」
という家は思いのほかよくあります。笹は生育旺盛なので、切らないと敷地が笹竹に征服されてしまわないとも限らないのです。
そういうお宅では、自分たちでも切っているはずですが、なかなか面倒だし、切った笹はゴミになるし、
「できるなら、誰かが切って持っていってくれないか」
と思っていることもあるでしょう。
そういうお宅なら、たった一本でも、切ってくれるなら歓迎されます。

 

ホームセンター

七夕前日~当日くらいにホームセンターに行き、笹を探してみてください。必ずあるとは言えませんが……いえ、最近は無い店の方が多いかもしれませんが、現在では、この入手方法が一番現実的です。
入荷しているなら絶対に目立つところで売っているはずなので、あれば見つけられると思います。大きいものを買うつもりなら、持ち帰る方法をある程度考えておきましょう。何も考えずに自転車で行ってしまったりすると、困ることもあるかもしれません。(笹は安価なので、届けてもらえない可能性があります)

笹は、入荷数が少ないかもしれませんので、遅く行くと売り切れてしまっている可能性もあるかと思います。どうしても入手したいなら、予約できないかどうか事前に聞いてみましょう。

 

花屋

花市場にも、七夕用の笹は出荷されます。なので、花屋でも笹は買えるのです。
しかし、七夕用の笹はもうあまり売れませんし、残ったらほかの目的に使えないので、花屋からするとリスクの大きい商品です。そのため、いつしか店頭であまり扱わない商品になってしまいました。
現在は、注文品でないと入荷しない店がほとんどですし、注文を断る店もあるくらいです。

よって、ふらっと立ち寄った花屋さんで七夕笹を買える可能性は非常に低いです。花屋で買うなら、事前に注文されることをお勧めします。
花屋に注文するときには、七夕の笹であることと、大きさを申告してください。(入荷した実物を見て「大きすぎた!」と思ったときは、花屋さんに言ってください。その場で適正な長さに切ってくれます)

もしも花屋に注文を断られたら、あきらめて別の花屋をあたってみましょう。なるべく断られないような花屋を探すためには、学校や幼稚園に出入りの花屋さんを把握していると役に立つかもしれません。学校や幼稚園は、色々な行事のときに花や植物を注文していて、それを決まった1店に頼んでいることがよくあります。そのような「出入りの花屋」は、七夕用の笹を学校や幼稚園に納めることがあり得るので、一般のお客さんの笹の注文も断らずに受ける可能性が高いです。

 

大型スーパーにあるかもしれない

私自身は見たことがないので、「あるかもしれない」というタイトルにしたのですが、人に聞いた話だと、かなり大型のスーパーで、七夕の前日くらいから笹を売ることがあるようです。多分、集客数の大きいスーパー(イオンなどの、大型店舗ではないかと…)でないとなかなか売らないと思うのですが、近所にそのような店舗があれば、運よく買えることもあるかもしれません。

 

庭に笹竹を植えておく

もしも、毎年七夕笹を飾るつもりなのであれば、家に笹を植えておくという手もあります。
庭や、玄関などに植えておき(笹は強くてしぶといので、栽培自体は難しくないです)、七夕のときに切って使っても良いし、切らずに地植えの笹に飾り付けることもできます。

笹は、和風建築だけに似合うものではありません。笹竹は、実はマンションやオフィスビルの入り口などに多用されていて、洋風な外装・内装の家でも良く似合うのです。