羊羹の空き容器に5分で生ける正月花 に続き、空き容器正月花シリーズです。
この記事の正月花は、シーチキンの空き缶に色を塗ったものに生けています。
シーチキン缶だと、小さいので、生ける花材も小さく、短いものですみます。つまり、花を生ける作業も簡単にできます。
お遊び程度の小さな正月花を工作気分で作りたい方は、どうぞご参考に。
※素人の方向けの記事です。経験者の方は飛ばしてください
この記事で使う花器は、下のようなものです。
この花器を作った手順は、付属ブログで説明しています→シーチキン缶を超ミニ水盤に仕立てる でも、作り方の説明を見なくても、上の画像から想像していただければ、大体どう作ったかわかるかと思います。
空き缶を、きれいに洗って、色を塗るだけです。平べったい缶を使うと、より「水盤っぽく」できます。
使用したもの、花材は、以下のようになります。
容器の中に、ミニ剣山を入れます。
缶に入るサイズで、なるべく大きい剣山を入れました。
長さ10~15cmくらいの松が何本かあったので、
まずは、一番長い松を、容器のほぼ中央に立ててみました。
剣山は真ん中に置いています。(動かしたくなったらいつでも動かせば良いです)
ほぼ垂直に挿しましたが、少しくらい傾いてもいいですし、かなり傾いても大体大丈夫ですので、傾いたとしても挿しなおさずに進んでいきます。「倒れてこなければOK」くらいの感じで挿しています。
私は、なんとなくで花や枝の長さを決めてしまいますが、「長さの目安が無いと切れない」という人のために決めるときの手がかりを書きますと、この花の場合、一番長い枝は「器の幅の2~3倍くらい」で良いかと思います。
最初の一本で高さを出したので、横幅も出すために、先に入れた松の左に、もう一本松を入れます。
この生け方は、実はこちらの記事→羊羹の空き容器に5分で生ける正月花 と同じ花くばりで生けています。このとおりに生けないといけないのではなく、「器を変えても、同じ生け方でできます」という例にしようと思って、意図的に同じように生けています。
ということなので、次の工程では、水羊羹容器のときと同じく、菊を挿していきます。
菊を二本挿します。
器の大きさ的に、菊一本ではさびしいし、3本入れると窮屈なので、まあ2本くらいでいいかと思います。
菊の長さは、「一本が器の口元すぐ上の長さ、もう一本は、最初の菊のすぐ上の長さ」にしました。
右側がまだがら空きなので、右にも松を入れ、真ん中に破魔矢を挿しました。
破魔矢や水引などの「正月っぽい飾りパーツ」は、どこでも適当に挿して大丈夫です。「ちょっとこの辺にアクセントつけたいな」という場所に挿してください。位置が気に入らなければ、後からどうにでも挿しなおせばよいので、そんなに厳密に考えなくて良いです。
この花は、うちの玄関に実際に飾りました。小さい飾り花というのは可愛げがあるものらしく、私の本気の正月花よりも、この小さな正月花のほうが、お客さんのウケが良かったくらいです。