夏休みの自由研究に適しているかどうか、という観点から見たゴーヤは……
- 栽培は簡単。初心者向き
- 食べたゴーヤの種から育てられる
- 結実は、比較的簡単だが、過度な期待はしないほうが良い
- 夏休みに入ってから種まきすると、休み期間中に開花や結実にまで至らない可能性があるので、苗を買ってきて育ててもいい(種まきからする場合、開花・結実まで行かなくても、蔓が伸び、グリーンカーテンができる様子などは観察できる)
- 収穫のタイミングは、開花後12日~20日くらい
- 栽培の途中から、支柱かネットが必要になるが、適当な棒や、100均のガーデニング用支柱・ネットで十分
- 生育スピードが速い……つまり、変化が目に見えるので、観察日記などに書きやすい
- プランターで育てられる。鉢でも育つが、鉢の大きさによってはあまり大きくなってくれない
- 結実が極端に少なかったら、人工授粉してみるといい
- 「摘心」は、出来る人だけやればいい(園芸書など見ると、ゴーヤは「摘心する(しかるべき場所でカットすること)」と書いてありますが、子供の自由研究なら、出来る人だけがすれば十分です)
管理人も、家で食べたゴーヤの種からの栽培は二度ほどやってみました。最初のときの記録がこちらです→ゴーヤの種を取って育てる(ざっくりした記録です)
ホームセンター、園芸店などで買えます。
ネットショップでも買えますが、一株や二株なら、近所のホームセンターなどで探すほうが早いように思いますが……一応リンクを貼っておきます。
ゴーヤでできそうな自由研究を挙げてみます。
- 栽培して、観察日記をつける
- 家で食べたゴーヤの種を発芽させて育ててみる
- 開花したら、雄花と雌花を比較してみる
- (結実にいたったら)実ができて、大きくなっていく様子を観察する
- (もしも本格的に実ができたら)実がはじけて、赤い種が出てくるところまで観察すると面白い
- グリーンカーテンを作り、その効果を調べる
- 蔓の巻きつき方をピンポイントで観察
- (もしも本格的に実ができたら)自分で収穫したゴーヤでクッキング
上記はただの例です。ほかにも色々なことが考えられます。
ゴーヤ栽培の自由研究を始めてから起こり得るトラブルには、下のようなものがあります。
- 枯れる
- 枯れてはいないが、うどんこ病などがはびこってボロボロ状態
- 花が咲かない
- 雌花が全然付かない
- 花は咲いたものの実が付かない
管理人宅で育てたときも、うどん粉病は何度か出ました。うちでは、病気にも害虫にも効くタイプの簡単なスプレー剤だけで対処しました。
栽培がうまくいかなかったときは、こちらの記事にも書いているのですが、枯れたら枯れたとレポートすれば良いし、花が咲かないなら花が咲かない様をレポートすれば良いと思います。
ただ、ゴーヤの場合、上記の項目の4、5などは、栽培方法でかなり回避することができます。「せっかくやるなら、きっちり栽培方法を調べよう」という気概のある人は、園芸書やネットで調べてみましょう。「そこまでしなくていいや、生産者じゃないし」と思う人は、「素人栽培では、こうなりました」の研究でも十分だと思います。
子供さんの自由研究なら、栽培に着手するだけでも、立派な経験と考えていいのではないでしょうか。