ハロウィン用かぼちゃ(作り物ではなく、本物のカボチャ)として売っている、ミニかぼちゃ(手のひらサイズのかぼちゃ)と、それ以上のサイズのデカかぼちゃを、色々な面から比較してみることにします。購入を考えている方は参考になさってください。
手軽さにおいては、ミニかぼちゃの方が勝っています。
安く入手でき、置き場所もあまり選ばず、運搬に何の苦労もありません。
これは、圧倒的に大きいかぼちゃの勝ちです。見た目と、ランタン作成の作業の本格度は、大きな満足感をもたらします。
ただ、管理人の見聞きした範囲ですと、毎年かかさず大きなかぼちゃでランタン作りをしている人は、あまりいません。
大きいかぼちゃのランタン作りの経験者でも、
一度で満足したという人、
なにか「みんなで本物のハロウィンランタン作ろう!」という盛り上がりが起きないとデカかぼちゃは買わない人、
何年かに一度、「本格的なのをやろうか」と思ったときだけ作る人、
というように、「毎回でなくて良い」という人が多いようです。
ハロウィンランタンを作るには、かぼちゃをくりぬいて、目鼻を切り抜く加工をしなければなりません。この加工をしやすいのは、一概に大小の「どちらが簡単」とは言えません。
小さいほうが、作業量は少ないですが、目鼻を切り抜くときに、こまかすぎてやりにくいこともあります。でも、大きいと、皮が固すぎて目鼻が切りにくいこともあります。
そもそも、くりぬくことにそれほどこだわりが無ければ、デカかぼちゃだろうとミニかぼちゃだろうと、マジックや絵具で目鼻を描いたり、紙で目鼻を作って貼るなどの手軽な方法でも「ランタン風」に作れます。そのような方法であれば、単純に小さい分だけ、ミニカボチャの方が楽に作れます。
【参考】紙を貼って作った「ランタン風」とは、下のようなものです。
単純に、小さい分だけミニかぼちゃの方が処分しやすいです。
大きいかぼちゃも、一人で持ち歩ける大きさなら、捨てるのに困るようなことは無いのですが、「これだけの嵩が、あっけなくゴミになってしまった」と感じる人が多いようで、どうやら捨てるときに一抹のむなしさを覚える可能性があるようです(むなしいも何も、本来たった一日の飾り物なので、嘆くことは何も無いのですが)。
また、かぼちゃを何日か見もしないで完全に放置してしまって、後から「腐ってきている」と気づいたときに(普通に見ていれば、腐る気配は察知できますので、めったにそんなことにはならないです)、大きいかぼちゃの腐りが進んでしまっていると、あまり見たくない巨大生ごみになることが考えられます。小さいかぼちゃは、腐ったところで人が感じるダメージは少ないです。
要するに、ミニかぼちゃの方が、手間も、気持ち的なものも、実際の重量も、「軽く済む」ということです。
ここまで書いてきたように、ミニかぼちゃと大きいかぼちゃのどちらが良いのかという結論は、正直に言って「場合による」ということになります。ただ、簡単に扱える、という意味では、どんな場合であれミニかぼちゃに軍配が上がると言えます。
どうしても「これが良きサイズ」と断言しなければならないとしたら、「管理人が、自分の家で扱うなら何がベストなのか」という視点でならば、言うことができます。
私なら、純粋に自分の楽しみのために買うなら、ミニかぼちゃで十分です。大きいかぼちゃはうちには要りません。多分、300円くらい出して、いわゆるおもちゃかぼちゃというものを買うでしょう。
しかし、私の場合、業務で大きいかぼちゃを扱うことがあるため、そちらで気が済んでしまうところがあって、仮にハロウィン関係の仕事をしないのであれば、ミニかぼちゃでは物足りないと感じることが無いとは言えません。
もし、そのような理由で「今年は大きいかぼちゃが欲しい」となったときに、私なら、かぼちゃの大きさは、「直径20cm以下」にすると思います。それ以上の大きさになると、私は少々もてあますでしょう。
一抱えもあるハロウィンランタンには、憧れはあります。しかし、直径20cmか、それよりより小さいくらいが手ごろというか、私には現実的です。その大きさで、ロウソクも入れられます。
参考までに書きますと、「直径20cm程度」であれば、かぼちゃの重さは1.5~1.8キロくらいだと思います。一般家庭には、このくらいでも「ずいぶん大きいハロウィンランタン」と感じるものが作れます。
【追記】
人から直径25センチのハロウィンかぼちゃをいただく機会があり、大きいかぼちゃのハロウィンランタンを家で作ることができました→本物のかぼちゃ「大」(直径25cmほど)でハロウィンランタンを作ってみた 非常に満足しましたが、完全に満足しすぎて、今後自発的には作らないだろうな、と、今は思っています。