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手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

手のひらサイズのミニかぼちゃ(直径6~7cmくらい)で、ちゃんと中をくりぬいてハロウィンランタンに仕立てました。最初に書いてしまいますが、実は一箇所失敗してしまいまして、傷のあるランタンになってしまったのですが、そういうところも参考にしていただければと思います。

今回も、私が作った工程を、全くそのまま画像で紹介していきます。そのため、作業をやり直したり、途中で用意した道具では対処できなくなったりという、モタモタしたところもお目にかけてしまいますが、それも参考にしていただければ幸いです。

作り方は、中型のときと同じです。誰にでもできる作り方で、特に難しい技術は使っていません。

 

目次 手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

  1. 自分で育てたかぼちゃを使いました
  2. ランタン作りに使用したものと、所要時間
  3. 手順1……上下を決める
  4. 手順2……ヘタの側からくりぬき始める
  5. 手順3……種とワタをかき出す
  6. 手順4……果肉を抉り出す
  7. 手順5……顔の下絵を書く
  8. 手順6……顔を切り出す
  9. 完成
  10. 点灯!

自分で育てたかぼちゃを使いました

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

このかぼちゃは、私が育てたものです。ブログで、ずっと栽培の様子を記事にしていました→新・花の情報局のblog:ハロウィンカボチャ

私の育てたかぼちゃは、販売されているミニかぼちゃよりも、皮が柔らかかったように思います。多分、私の育て方か、収穫タイミングのせいでそうなったのでしょう。なので、買ってきたミニかぼちゃだと、私のした作業よりも、もう少し力を入れて皮を切る必要があるのかもしれません(わずかな差だとは思いますが)。
素人栽培なので、収穫時期をハロウィンにうまく合わせることができませんでした。7月中に実ってしまい、それを大事に保存しようとしていたものの、9月末には、かぼちゃの表面に、しわが出てきてしまいました。

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

これは、しなびてきているか、最悪中から腐ってきているか、どちらかだと思いました。そこで私は仕方なく、ハロウィンより一ヶ月ほども早い9月29日に、ハロウィンカボチャを作り始めたのでした。

そういうわけで、この記事で作ったハロウィンランタンは、ハロウィンには飾っていません。最後に灯を入れるところまでやっていますが、「実は9月末にやったものです」という事実を、あらかじめお伝えしておこうと思います。

 

ランタン作りに使用したものと、所要時間

使用したものは、以下のようになります。

  1. ミニかぼちゃ
  2. 果物ナイフ
  3. スプーン
  4. 爪楊枝
  5. キャンドル

作成時間は、後片付けを含めて10~20分くらいです。

 

手順1……上下を決める

カボチャを見て、上下をどうするのか決めます。
ヘタを上にするのか、下にするのか、普通は考えて決めるのですが、今回使うカボチャは、こんな形なので……

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

「ヘタを下にする」形でしか使えません。反対にすると、安定して置けなくなってしまうので、「ヘタを下にする」しか選択肢がありませんでした。

形によっては、「ヘタを上」の方が収まりが良い場合もあります。現に、このサイトで紹介しているほかの「ハロウィンランタン作り」の記事は、すべてヘタを上にして作っています。

 

手順2……ヘタの側からくりぬき始める

ヘタの側から果物ナイフの刃を入れ、

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

四角に切り込みを入れて、

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

ヘタの部分を四角く抜きます。

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

このカボチャは皮が柔らかかったので、切るのには何の苦労も要りませんでした。

 

手順3……種とワタをかき出す

カボチャの中から、種とワタをかき出そうと思ったときに、失敗に気づきました。

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

スプーンが入らない……。
仕方ないので、四角く切った口を広げることにしました。

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

広げた口からスプーンを入れて、

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

種とワタを出します。

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

 

手順4……果肉を抉り出す

※この工程は、もしかすると失敗だったかもしれない工程です。それについては下記をご覧ください

種とワタを全部出したら、さらにスプーンで果肉を抉っていきました。
果肉を抉り出した理由は、水分たっぷりな果肉を多く残しておくと、すぐにカビが発生するのではないかと思ったからです。カビが来ると、ハロウィンランタンはかなり残念な様子になるので、一生懸命果肉を抉り出しました。(一日飾るだけなら、カビの心配は本当はしなくて良いのです。私は2~3日はながめて楽しもうとしていたので、カビの心配をしたのでした)

しかし、ちょっと抉りすぎてしまいました。気がついたら、かぼちゃの皮の一部がすごく薄くなっていて、「穴が開きそうだ!」と思ったので抉るのをやめました。
普通のかぼちゃは、皮がカチカチに固いので、穴が開きそうになるまで抉ってしまうことは無いと思うのですが、今回私が使ったかぼちゃは、「自家栽培の、妙にやわらかいかぼちゃ」だったので、危ないところまで皮を削ってしまったのでした。
しかも、この「すごく薄くなった皮の部分」から劣化が始まることになったので、果肉を抉る作業自体、やらなくても良かったのかもしれないと後から思いました。

 

手順5……顔の下絵を書く

かぼちゃの、顔を作る位置を決めて、そこに顔の下絵を描きます。

顔を作る位置は、皮の表面がきれいで、そこを正面にするとかぼちゃのシルエットもきれいに見えるところを選びます。
今回使ったかぼちゃは、皮の一部にしわが入っているので、そこを避けて顔の位置を決めました。

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

決めた位置に、爪楊枝の先でこすって下絵を描きました。
カボチャが小さいので、複雑な形は切れないと思い、すごく単純な顔にしました。

 

手順6……顔を切り出す

下絵に沿って、ナイフを入れていきます。今回のカボチャは、皮が柔らかいのでスパスパ切れて、快適に作業が進みます。(これが、後に落とし穴になります!)
口を切り出し、目も切り出そうとしたときに……

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

切りすぎました! 目を切るときに、口の方までスパッと刃が到達してしまいました。

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

顔の真ん中の大失敗なので、どうしようかと思いましたが、捨てるのももったいないので、傷を広げないように用心して作業を続け、両目を切り抜きました。

 

完成

大失敗してはいますが、一応「完成」とします。

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

 

点灯!

点灯させるためのキャンドルはこちらにしました。

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

直径4cmほどあるアロマキャンドルです。かぼちゃが小さいので、家にある一番小さいキャンドルを探した結果、これにしたのですが、これでも大きくて、かぼちゃの中には入れられませんでした。
なので、キャンドルの上にかぼちゃを乗せる、ということになりました。

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

点灯します!

手のひらサイズの小さいかぼちゃでハロウィンランタンを作ってみた

残念ながら、顔の傷がはっきり浮き上がってしまいました。しかし、それも「家庭の飾りなら許されるご愛嬌」と思って、オールOKということにしました。