前の記事にも使用した、草刈りのときに捨てられそうになってたススキを花材にしたお月見花の画像です。ススキ以外の花材も、ほとんどそのときに家にあった、切れ端レベルの小さい花ばかりです。
前の記事と同様に、小さい器に小さく生けています。花の数も少なく、すべて絶対にだれにでもできるお月見花です。この程度でも「お月見花」になる、という例としてご覧ください。
蕎麦徳利を花器にした、手のひらに乗る大きさのお月見花です。
花材は、3種類を一本ずつで3本。下の画像のように、すごく短く切りました。(一番短いリンドウの長さは、8~9cmくらい)
器は、これを使いました。器に、深く考えずに花を三本とも挿します。
↑3本の花を、まとまりなく挿しただけですが、ここにススキを加えると、それなりに「お月見花」の体裁になります。
思い切って、ススキを高く入れてみました。
二本のススキに、長短の差をつけて挿しました。
この飾り方だと、技術もなにも要りません。
このように、手のひらサイズの小さい器に生けるのは、誰にでも失敗せずにできる生け方で便利です。
同じような作例を、下にいくつか出してみます。
家中探してみると、手のひらサイズの小さな花瓶が、意外に何個もあったりします。
このくらいの大きさの花瓶は必然的に口も小さく、挿した花がきちんと上を向いてバラけないので、すすきのように、すらっと上に立てたい植物を飾るときには何かとやりやすいです。
このような花瓶の一つに、ケイトウを3本挿してみました。
そこに、ススキ2本を、ただ立てるだけ。
このような簡単極まりない花に、生け方の解説などほぼ無いですが、しいて言うなら、「ススキをすらっと入れる」ことです。
そしてもう一つ、ススキの穂がきれいに開くように入れることです。
例えば、下の画像のような挿し方だと、ススキの穂が互いにくっついてしまっています。
比較すれば、違いはあきらかです。
このくらいの気遣いは、誰にでも簡単にできます。
これも似たようなものですが、青系の花の画像も載せておこうかと思います。
シオンとリンドウを一本ずつ挿しました。リンドウは、一本入っているだけで秋らしさが出るので、お月見花にはおすすめです。
そこに、ススキ2本を、ただ立てるだけ。
この「お月見花コーナー」では、同じパターンの花の画像を何枚も出していますが、家庭で生けるときも、最初は「数年にわたってワンパターン」でよいと思います。同じような花でも一年ぶりなので、新鮮な気持ちで見られます。
そのうちに、生けた本人が「毎年おんなじ」であることに飽き足らない思いを抱き始めたら、そこで初めてパターンを破ることを検討すればいいです。また、パターンを破らず、偉大なるワンパターンを生涯続けるのも良しです。季節行事は、それが許されるのです。
和風の、陶器の器ばかり使ってきましたが、洋風の器でもまったく同じように生けて大丈夫です。
例として、ガラスのミニ花瓶に、ケイトウとススキを生けてみましょう。
小さなガラス花器(本当は醤油挿しでした)に、まずケイトウを生けてみました。
そこに、ススキを二本挿しただけ。
↑お団子の隣に置いても、特に違和感はありません。