花の情報局

ゲストテーブル装花について

※このページにダイレクトにお入りの方は、一応このような前書きというか、前置きをお読みください。

 

目次 ゲストテーブル装花について

  1. ゲストテーブルを飾る花
  2. ゲストテーブル装花オーダーの際の必要事項
  3. ゲストテーブル装花の「相場金額」は……
  4. ゲストテーブル装花の「持ち帰り仕様」とは
  5. 参考までに、「結婚式装花倹約のセオリー」
  6. ゲストテーブルの上の花装飾としては、このようなものもある

ゲストテーブルを飾る花

ゲストテーブル装花とは、ゲストの着席するテーブルの中央に飾る花です。
例えば、下の画像のようなものです。

ゲストテーブル装花について

画一的なイメージを持たれることが多いテーブル装花ですが、実は飾り方は多様で、ざっと考えても以下のようなものが思いつきます。

  • オアシスをセットした、オーソドックスな盛り花アレンジメント
  • オアシス無しの投入れタイプ
  • キャンドルサービス時のキャンドルスタンドを兼ねたもの
  • ブーケ仕立て
  • リース仕立て
  • ゲストに持ち帰ってもらえるお土産仕様になっている
  • フローティング(浮き花)
  • ぬいぐるみなど、花以外のアイテムとともに飾る

上記以外にも、いろいろな飾り方ができます。器を、見せるのか見せないのか、見せるなら、陶器かガラスか金属か、高く飾るか、低く飾るか、などの要素で、印象はかなり変わります。

ゲストテーブル装花について

 

ゲストテーブル装花オーダーの際の必要事項

実際のオーダーの方法は、基本的にはこちらの記事→結婚式の会場装花全般について を参照ください。(ゲストテーブル単体で装花注文することは無いと思いますので)
ゲストテーブルに限った発注の注意点としては、以下のことは必ずはっきりと伝えましょう。

  • テーブルの形と数
  • 持ち帰りできる仕様にしたいなら、その希望

ゲストテーブル装花について

 

ゲストテーブル装花の「相場金額」は……

相場は、8000円~1万円くらいでしょうか。ホテルだと、1万5000円くらいのことも珍しくはありません。
上記の金額は、1ヶあたりの金額ですので、実際には「8000円×テーブル数」のような計算となります。仮に、8000円で10卓ならば、8万円ということです。

とにかく安く、と考えるなら、3,000円くらいでもできないことは無いです。しかし、3,000円まで下げるケースは少ないと思います。

テーブルの数だけ装花が要るということは、もしも「とにかく花代を抑えよう」と考えた場合、テーブルの数を減らすのも一つの方法です。ただし、テーブルの大きさと装花の大きさが吊り合っていないと、余計に寂しいと感じる印象になることもあるので注意しましょう。
大きなテーブルに小さい花を置いても「しょぼい感」を出さない方法としては、テーブルに、空白を作らないモノの置き方をして、間を持たせていしまうという手もあります。その場合には、何か演出に関わるもので、なるべく多くの場所を取るものを置いたり、食器などのテーブルセッティングを工夫して、何とかさびしくないように見せる方法を、会場側に相談してみても良いでしょう。

ゲストテーブル装花について

 

ゲストテーブル装花の「持ち帰り仕様」とは

ゲストテーブルの装花は、ゲストが持ち帰れる「お土産形式」に作ることもできます。
作り方には色々ありますが、たとえば下のようなスタイルがそうです。

ゲストテーブル装花について

一つのアレンジではなく、いくつかの小アレンジに仕立ててあって、器ごと持ち帰れるようになっています。
ゲスト全員の分を作ることもありますし、ゲストの数より少なく作ることもあります(その場合は、「欲しい人だけ」「女性にだけのプレゼント」など、どう分配するかをあらかじめ決めておく)。

「持ち帰り可」のテーブル花というのは、賛否両論あります。1人暮らし男性などは、いらないし、荷物になるだけと感じる人が多いようです。また、地方から出席していて、その日は泊まることになっている人にも不評です。そう考えると、全員一律のお土産にはしない方がよいのかもしれません。
花の見栄えの上でも、あまり小さく分かれたものがあるよりも、大きさのあるものの方がゴージャスに見えることが多いので、「人数よりも少ない数の持ち帰り可仕様」が、もっとも現実的かもしれません。(1卓に一つの装花でも、それを持ち帰り用に仕立てることはできます)
持ち帰り用の袋は、必ず用意しておきます。

持ち帰り仕様にする際の注意事項

  • 式場提携の花屋に頼むなら、持ち帰り用のバッグに花を入れる作業なども、式場係りがスムーズに行えるように連携が取れると思いますが、式場外部の花屋がセットした装花だと、花嫁が説明しなければ、式場係りはどう動いていいのか分かりません。どのタイミングでバッグに入れるのか、誰に渡すのかをあらかじめお願いしておかなければなりません
  • 外部の花屋に頼む場合、持ち帰り用バッグは花屋が用意するのか?(サービスで付けてくれるかもしれません) 会場に頼んで用意してもらうのか?(有料だと思います) あらかじめ決めておきましょう
  • 値段的には、持ち帰り仕様にした方が割高になります

 

参考までに、「結婚式装花倹約のセオリー」

結婚式装花のセオリーとして、
「費用を削るときには、メインテーブルとゲストテーブルは最後の砦と考えるべし」
というのがあります。
「倹約したいなら、メインテーブルとゲストテーブル以外のものからどうにかしなさい。なぜなら、メインテーブルとゲストテーブルの装花費用を削ると、会場が目だってグレードダウンする結果を招きやすくなる
ということなのです。
更に、メインテーブルとゲストテーブルの装花を削るとなったときにも優先順位があり、
「メインテーブル→ゲストテーブル」
の順に削るのが安全とされます。
つまり、ゲストテーブルの装花を削るなら、最後の最後にするのが定石です。意外かもしれませんが、メインテーブルよりも守るべき砦がゲストテーブルなのです。

 

ゲストテーブルの上の花装飾としては、このようなものもある

ゲストテーブルの上の花装飾としては、中央の装花以外にもナフキンフラワーグラスフラワーといったものがあります。どちらも、やらない人はやらないので、ぜひとも付けるべきというものではありません。こだわりのある人や、花いっぱいの結婚式にしたい人、少しでも華やかにしたい人は、検討してみてください。

ナフキンフラワー

ゲストテーブル装花について

ゲストのナフキンに飾る花。ナフキンリングのように仕立てることもありますが、数が多いためセットに時間を取られるので、ナフキンの上にポンと置いてあることの方が多いです。
大体、花一輪(小さな花で十分)か、一枝のグリーンなどです。値段の相場は500~2000円以内くらいです。
元々小さなアイテムなので、どんな小さな花を置いても「しょぼい」という感覚にはなりません。むしろ、大型の花だと邪魔になるので不向きです。
大きなお金をかけるポイントでもないので、テーマに沿った花を花屋にセレクトさせれば十分でしょう。
もしくは、ドライフラワーのきれいなものを、ドライフラワー屋さんで買ってきて持ち込む、という方法もあります(会場に持ち込みとセッティングのOKを取ることが必要です)。ナフキンフラワーは、水を持たせるようには作らないので(生花でも切りっぱなし、置きっぱなしです)、「いっそドライで」という選択肢がアリなのです。

グラスフラワー

ゲストテーブル装花について

シャンパングラスの足に付ける花です。値段的には、これも500~2000円くらいです。
グラスの足にセットしなければなりませんので、会場提携の花屋でないと頼めないと思ってください。

グラスの装飾としては「リボンのみ」という方法もあります。費用もぐっと抑えることができますので、
「花にこだわらず、何らか装飾があればいい」
という場合は、「リボンのみ」も検討してみてください。