正月花には、こんな商品がある（2）……マニュアル付き生け花セット・寄せ植え・盆栽

こちらの記事では、「お正月花＝お正月切花セット」のような前提で記事を書きました（それが、もっとも一般的なので）。しかし、それ以外にも、お正月花商品はあります。家庭で飾り易い正月花には、ほかにどんな形態があるのか、また、それはどこでどうやって買うのかなど、基本情報を紹介してみましょう。

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目次　正月花には、こんな商品がある（2）……マニュアル付き生け花セット・寄せ植え・盆栽

1. マニュアル付きの生け花セット
2. 玄関や床の間に、寄せ植えや盆栽を置くだけでもOK

マニュアル付きの生け花セット

この商品は、基本的には通販商品です。
大抵、器と、花材と、水引などのお正月的演出小物が付き、生ける手順がしっかりしたマニュアルで説明され、「誰にでもできる」ものになっています。
値段は、3,000円より上になると思った方がいいでしょう。一般的なお正月切花セットよりも高く付きますが、何もかも1セットになって届くので、一つ一つそろえる手間はありません。

マニュアルどおりに作るものなので、個性を出す余地があまりなく、自分で創意工夫を加えたい人には物足りないこともあるかもしれません。
しかし、花の経験は何も無いけど、とにかく自分の手で一作作りたい人には、「作り上げた」満足感はもたらしてくれます。自分のセンスに合うセットをうまく選べることがポイントになりますので、複数の商品をチェックして、気に入るものをうまく見つけてみてください。

玄関や床の間に、寄せ植えや盆栽を置くだけでもOK

年末頃になると、お正月仕様の寄せ植えや、小振りで買い易い値段の盆栽が、花屋・園芸店・ホームセンターなどで売り出されるようになります。鉢なら、水をやるだけの管理で、そのまま置いておくだけの正月花にすることができます。鉢ものは、切花よりも劣化が遅いので、少し早めにゲットしてキープしておいても大丈夫です。

お正月花として使える鉢は、おめでたい植物を一つの鉢に寄せ植えにしたものか、梅や松などのいかにも縁起物らしいものか、お正月切り花にも使われるボケなどの単品鉢です。暮れには、鉢の形も「祝い鉢風」のものが出るので、そういうものを選ぶと更にふさわしいです。

最近は、パンジーやシクラメンなどを加えて洋風に仕立てたお正月寄せ鉢もあるので、大抵どんなしつらえの家にもふさわしいものが見つかるはずです。
マメなガーデナーさんなら、自分で寄せ鉢を作ってもいいでしょう。ハンギングバスケットの正月花なども、作ってみるとモダンで面白いです。

お正月鉢ものの飾り方は、玄関やリビングや床の間などの、置きたいところに置けばOKです。本格的に、和風仕上げにしようと思えば、床の間に据えてみましょう。

素人が、お正月用だけのために盆栽を入手すると、後で枯らしてしまうことが多いので、後まで育てて楽しみたいなら、深さのある鉢で、普通にガーデニング感覚で扱える鉢ものを買うといいです。