仏壇・お墓の正月の花はどうしたらいい？
お正月に、仏壇やお墓にあげるお花はどうしたら良いのか、お正月らしい仏花・供花を上げなければならないのか？というご質問にお答えする記事です。
目次 仏壇・お墓の正月の花はどうしたらいい？
お正月仕様の仏壇花・お墓の花は、こういうものです
まずは、実例画像を出します。
下は、お墓に備えられた花です。
↑画像の中にもテキストを入れていますが、松と千両という、誰にでも分かるような正月花材が入っています。
下は、仏壇花です。
↑画像の右上隅のところに見えるのが、松です。松一本あれば、たいていの仏花束は正月仕様にできます。
とにかく一目で分かる正月テイストの花材が良いので、松以外なら、千両・南天・ハボタンなどを入れると良いでしょう。
上の画像は、2点とも、一般的な仏花に正月花材を加えているものですが、正月花材だけで仏花にすることもあります。下は、ある年の管理人の実家の仏壇花です。（大昔にガラケーで撮ったものなので、画像が悪くてすみません）
↑松と千両だけの仏壇花です。多分、花屋で出来合いの束を買ったのだと思います。
千両は、単独でも仏花束にできます。
お正月仕様の仏壇花・お墓の花は、どこで買える？ どうやって用意する？
上の項の画像を見てもらえれば分かるように、正月用の仏花は、特に変わった花材でも、特殊技能によるものでもありません。その辺の花屋さんで普通に買えます。
仏花のコーナーに、セット済の束としてできているものを買っても良いし、花屋さんに頼んで作ってもらうこともできます。
セット仏花のコーナーに正月仕様の束が無くても、「正月用に」と言えば、ちゃんと松や千両を入れて作ってくれます。断られるとすれば、大晦日の閉店間際で、正月らしい花材を全部売り切ってしまった場合くらいしか考えられません。その時には、別の花屋に行くか、いつも通りの「普通の仏花」を買うかしてください。下の項で書きますが、仏花を特に正月らしくしなくても、全く問題ありませんので。
庭にたくさん千両や南天などがあるとか、植木屋を入れて（年末に入れる家が多いと思います）松を切った枝があるような家なら、「普通の仏花」を買ってきて、そこに自家製の正月花材を足しても良いです。
千両がいくらでもあるような家ならば、千両だけで正月仏花にしても良いです。
お正月に、通常仕様の仏壇花・お墓の花でも全然かまわない
上の項にもちょっと書きましたが、お正月だからと言って、仏壇やお墓を必ずお正月仕様にしなければならないことはありません。よって、無理にお正月風仏花をそろえようとすることはありません。
お正月にお墓参りに行くときに、たまたまお正月仏花を見かけたから買った、程度でもいいし、見かけたけど何となく普通の仏花の方がよかったのでそっちにした、でも全然かまわないです。お墓に参る人が、「これが良いだろう」と思うものを選べば良いだけです。
私は実際に自分がお墓まいりしたときに、「お正月仕様にしている仏花はどのくらいの割合だろうか」と思って霊園でチェックしてみましたが、全体の3～4割くらいでした。（地域差があるかもしれません。私がリサーチしたのは千葉県の九十九里近くのあたりです）つまり、「普通の仏花」の方が多く供えられていました。
仏壇花も同様です。その家の人たちが、良いと思ったものを選んでそなえてください。
正月仏花はいつからいつまで飾るもの？
仏壇花・墓花の正月花をいつから上げるのか、いつ下げるのかというものは、基本的には「仏花でない正月花と同じ」です。詳しくはこちらの記事で紹介していますが→正月花はいつ飾る？ 正月花はいつまで飾る？ まとめると、
上げるのは……12/25くらいから、12/30くらいまでが一般的だが、お墓の場合、元旦や三が日でないとできないなら、それもOK
下げるのは……松の内が済んだらなるべく速やかに下げる
ということになります。
お正月アレンジメントを仏壇に置いても良いもの？
全く問題ありません。おけるスペースがあるなら置いてください。お仏壇にふさわしくない花（＝トゲのある花、毒のある花等）だけを避ければ大丈夫です。何を避ければ良いのか分からない人は、花屋さんで買うときに「これを仏壇に置いても大丈夫か？」と聞いてみてください。