夏休みの自由研究に適しているかどうか、という観点から見たオクラは……
- 栽培は簡単。初心者向き。子供でもできる
- 生育スピードが速い……つまり、変化が目に見えるので、観察日記などに書きやすい
- オクラは花が美しいので、観賞用としても楽しめる。しかも、花の数が多いので、毎日の開花を楽しみながら自由研究ができる
- 花の数が多いということは、実も多くできるということであり、成果が大きくて、観察対象にし甲斐がある
- 実が、とにかく簡単にできる。消費に困るくらいできる
- 夏休みに入ってからの種まきでは遅いので、苗で購入するか、夏休み前から種をまいておくのがいい(種まきから一ヶ月くらいで収穫に至る)
- 苗を買うなら、夏休みに入ってすぐくらいがいい。それ以降になると、徐々に入手し難くなる
- 収穫のタイミングは、開花後1週間くらい
- プランターで育てられる。鉢で育てるなら、大型の鉢のほうがいい。大体、茎が1mくらいになる
- 栽培の途中から、支柱が必要になることが多いが、適当な棒や、100均のガーデニング用支柱で十分
※管理人も育てたことがあり、本当に簡単でした
ホームセンター、園芸店など、どこでも買い易いと思います。
ネットショップでも買えますが、一株や二株なら、近所のホームセンターなどで探すほうが早いように思いますが……一応ネットのショッピングモールにもリンクを貼っておきます。
オクラでできそうな自由研究を挙げてみます。
- 観察日記をつける
- オクラの実や、産毛や、大きい葉っぱ、大きい花など、特徴的な部分を一箇所ピンポイントで観察してみる
- 「できてから一日目の実の解剖」、「できてから二日目の実の解剖」……というように、発生したばかりから完熟の実までを解剖し、実がどうやって成熟していくのか調べる
- オクラの実のネバネバのところや産毛の様子を、顕微鏡で観察する
- 花の咲き方の特徴、実のなり方の特徴を見つけてみる
- 自分で収穫したオクラでクッキング
- 実ができたら、全部食べないで、一部は種取りまでやってみる
- 図書館などで、オクラの原産地や、原種がどんな姿かなど調べる。原種の様子と、自分が育てたオクラとを比べる
上記はただの例です。ほかにも色々なことが考えられます。
オクラ栽培の自由研究を始めてから起こり得るトラブルには、下のようなものがあります。
- 枯れる
- 花が咲かない
- 花は咲くけど実が付かない
- 実はついたけど、「これがオクラ?」って言うくらい小さい
育てていくうちに、「なんだか枯れそう」「病気かも?」と思うことがあったら、こちらの記事など参考になさってください→夏休みに子供が持ち帰ってくる鉢ものは意外に困る
こちらの記事にも書いているのですが、枯れたら枯れたとレポートすれば良いし、花が咲かないなら花が咲かない様をレポートすれば良いと思います。
栽培がうまくいかなかったとき、人は「なんで?」と思います。その、「なんで?」を大切にして、「なぜ、こうなってしまったか」をじっくり考えてまとめたら良いのではないでしょうか。
えーー枯れちゃった、と思うとき、その「えーー」にこそ、調べる価値のあるものが潜んでいると考えましょう。